新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする緊急事態宣言が解除されてからひと月あまりが経ちます。感染拡大の防止と社会経済活動の両立が問われるなか、人々の間には感染予防と再拡大への備えを視野に入れた新たな日常生活を、慎重に受け入れる動きが少しずつ広がっています。
4月以降の緊急事態宣言下の生活では、外出の自粛や三密の回避など、多くの人にふだんとは異なるライフスタイルが求められ、自宅で過ごす時間が長くなったことや、慣れないリモートワーク生活の影響でコロナ以前には感じたことのない心身の疲労を感じた方もいたかもしれません。
今回は当研究所が行った調査から「心身の健康の維持・管理や体力づくりのために、継続的に行っていることがある」と答えた人の割合についての調査結果をご紹介します。
また、食生活や運動習慣に比べて、継続的な取り組みや生活習慣として意識される機会が少ない「睡眠時間」についてのデータをご紹介し、その重要性について考えてみたいと思います。