はじめに

平等意識は若い女性ほど高い

最初の50代婚活男性のケースに話は戻りますが、彼はお母さんが行っていたお父さんの介護ができなくなった途端に猛烈に婚活を始め、40代の彼女に(その原因を知らせずに)週末ゴルフができなくなったとぼやいて近づいています。

つまり、お母さんの代わり探し的な婚活を感じてしまうのは筆者だけではないでしょう。そうであるとすると、若い女性ほど全く受け付けてくれない、というデータが以下のデータです。

「夫も家事や育児を平等に分担すべき」と考える女性が特に20代で9割を超える圧倒的な高さです。今の若い女性は4大進学率も男性とほぼ同じ、以前に国のデータを紹介しましたが、専業主婦希望者も2割を切っています。

「嫁」という漢字が使われなくなったように、女性が「家のことだから」と多く引き受けてもいいという発想はありません。
30代で一時的に平等意識割合が低くなるのは、この世代が子育て世代の中心ゾーンであることが影響しているかもしれません。目の前の子どもへの母性本能から、やはり子育てを私が頑張らねばといった意識です。しかし、それもひと段落すると、「やっぱり平等よね」という割合が8割を超えます。

データからは、せめて自分が半分は介護負担をする覚悟がないのであれば、どの世代の女性にも受け入れられにくいばかりか、若い女性ほど「ありえない」という受け止め方になります。もう一つ、若い女性ほど寛容なのは、あくまでも「夫も半分担う場合」を上の世代の女性よりもより強く想定しているから、ともいえそうです。

複数の統計データを丁寧に読み解くならば、「自分がやる気のない介護を押し付ける前提の介護要員獲得婚活の難易度は激高」ということになるようです。

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