はじめに

もう一つの理由「燃油サーチャージ」

「いくら無料で変更できるとはいえ、コロナの状況や仕事の休みもわからないうちから予約をいれるのは早すぎるのでは?」と考える方もいらっしゃると思いますが、いまから予約を入れた方がいい理由がもうひとつあります。燃油サーチャージです。

新型コロナの影響で航空需要が一気に減ったため、航空燃料の市場価格が大幅に下落しています。コロナの裏であまり話題にはなっていませんが、6~9月までに発券した航空券にかかる燃油サーチャージは、JALとANAの国内2社ともに無料です。

国内2社の燃油サーチャージがそろって無料になるのは約3年ぶりなので、これはめったにないチャンスといえます。コロナ終息後、真っ先に行きたい国があるような人ならば、たとえ来年の夏休みのものであっても、いまから予約を入れておくと節約になります。

ただし、予約変更をする場合は予約変更を入れた時点の燃料価格で燃油サーチャージが再計算されます。変更手数料がかからないとはいっても、できるだけ変更せずにすむ日程で予約を入れるのがベターです。

また、渡航制限を解除する基準が国によってバラバラになることが予想されるため、先の予約を入れる際には第三国を経由する便や周遊(例、成田―バンコク、バンコク―シンガポール、シンガポール―成田)、オープンジョー(例、羽田―ロンドン、パリ―羽田)など複数の国にまたがる旅程はなるべく避けて、直行便の単純往復を選ぶことを心がけましょう。

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