はじめに

3列目は子供用として考えて下さい

こうして全体のパッケージングが決まった訳ですが、そのスタイルはGLクラスの一番大きなGLSと本当似よく似ていて、まさに相似形とでもいっていい、箱形スタイルとなりました。GLAがスポーティなハッチバック&クーペ的なスタイルですが、GLBは見るからに実用を優先したスタイルだと分かります。顔つきも押し出し感がより強くなっていて存在感があります。

103列目のシートは168㎝以下の乗員を想定しています。

かと言ってメルセデスのSUVの中では特別な存在で、いまだに根強い人気を誇っているGクラス、多くの人たちは“ゲレンデ”と呼んでいるモデルですが、それとはまったく違う佇まいです。40年も前に登場したGクラスは、手を変え、品を変えながら、現在まで生き残ってきた特殊な存在ですから趣が違って当然です。GLBは箱形とはいえ、ボディのエッジは丸められ、ソフトな印象です。最近のトレンドともいえるかも知れませんが、ワイルドすぎずにそれなりに迫力を出すというスタイルです。

その箱形を真横から見ると、20センチのボディの延長がよく分かります。伸びやかで、ここに3列のシートが入り7人が乗り込めますと言われても、納得できる佇まいです。実際に3列目はどうなっているのでしょうか?

2列目までは前後スライドやリクライニングモデル快適なシートです。そして3列目ですが2列目にある専用のレバーを操作するとシートは前方にスライドすると同時に背もたれが前に倒れて、乗り込むことが出来ます。左右幅は1,110ミリですから大人がふたり座ると肩が触れあう感じです。足元もそれほどゆったりとはしていません。実はこの席、身長制限というかメーカーが想定している乗員の身長は168センチまでと言う事になっているのです。ひょっとすると中学生でもその身長を超える子供がいることを考えると、3列目のシートは小学生ぐらいの乗員用と言ってもいいかもしれません。

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