はじめに
ガソリン車は設定なしの大胆戦略
これを受けての3代目が今回の新型ノートです。2代目の末期もすでにe-POWERが販売7割以上を占めていたこともあり、ある程度予想はしていましたが、新型はなんとピュアガソリン車を廃止して、e-POWERのみという大胆な戦略に打って出ました。
9インチの大画面ナビは多機能が自慢。「X」グレードのみメーカーオプションとなります
戦略の話は最後にするとして、新型は3グレードの設定。
F 205万4800円
S 202万9500円
そして最上位グレートとなる
X 218万6800円
を設定。発表当時はFF車のみですが、すでに4WD車も追加することも発表されています。
e-POWERは大きく進化
e-POWERは搭載するエンジンはあくまでも「発電用」でそこで得た電気をバッテリーに溜めてモーターで駆動する方式です。
ゆえにモーターによる胸のすくような加速感やアクセルペダルだけで運転できる「ワンペダルドライブ」など旧型から高く評価されてきました。
しかし、発電専用のためにエンジンが走行中に突然「ブーン」と回ることもあり、そこに違和感を覚える人がいたのも事実。そこで先行して発売した「キックス」に搭載した第2世代とも呼べる新型e-POWERをこのノートにも搭載しました。
出力で約6%、トルクも約10%高められている点はもちろんですが、キックスでも採用された、バッテリーが一定残量ある時には極力エンジンを回さないことにプラスして、世界初となる「路面状態に応じた発電制御」を行うことで室内の静粛性を従来以上に高めることができます。
実際、キックスで体験しているのですが、街中などではエンジンがかかる頻度が下がっているので何よりも静か、そして滑らかな走りとなっていることからも期待できます。