はじめに

見知らぬ外国人から突然連絡があり、恋愛関係に持ち込まれ、お金をだまし取られるという「国際ロマンス詐欺」。この詐欺に遭いかけながら、逆にお金が増えてしまったという女性がいます。

詐欺に遭っていながら、お金が増えてしまったとは、どういうことなのか? 最初はよくわからない話でしたが、経緯を聞き納得しました。彼女のとったある行動が、すんでのところで身を守ることにつながったのです。


詐欺に遭ったのにお金が増えた

「被害に遭ったわけではないので、警察に相談すべきかどうか悩んでいます」。こう話すのは関西に住む40代女性です。

「国際ロマンス詐欺という、外国人の異性に恋愛感情を抱かせられる手口に引っかかって、お金を払ったんですよね」と尋ねると、「はい、そうです。ですが、お金が増えてしまったんです」

相手は30代台湾人男性を名乗る

女性は婚活アプリを使って結婚相手を探していました。11月初旬、30代男性から「いいね」がつき、連絡を取り合うことになったそうです。すると男は「LINEで連絡しませんか?」と言ってきます。彼女は了承して、ここからメッセージのやりとりが始まりました。

相手は台湾人で、神奈川県に住んで広告デザインの仕事をしているといいます。最初のうちは自らの結婚観を語ってきました。

「結婚したら一緒にカナダかオーストラリアのゴールドコーストで過ごしたいね」
「そして、君には専業主婦になってほしいんだ。50歳までにリタイアできるだけのお金を投資で稼いで、その後は悠々自適に過ごそう!」
「君は美しい。ベイビー」
「自分をダーリンと呼んでいいよ」

愛の言葉を受けて、彼女もしだいに彼に好意を抱いていくようになります。