はじめに
おかしいと思ったら取るべき行動は
おかしいと思ったら、すぐに誰かに相談してみることは大事です。彼女は女性ならではの「占い」という形で第三者に相談をしたのが、詐欺を防ぐきっかけになりました。
ただし、相手の悩みを逆に利用して悪巧みをする占い師もいます。そこで私は「ネット上の占い師のなかには、さらにお金を取る人もいるので、気をつけてくださいね」と言いました。
彼女は儲けた5万円は寄付したそうです。「今、考えれば、あまりにレスが早かったです。本当に私の文章を読んで送ってきているのだろうか?と思う時もありました」と、彼女は振り返りました。
卑猥な画像は送られることも
実はその通りで、詐欺の側では相手に送る文章はある程度、マニュアル化されており、過去に成功した文章のパターンで詐欺を働いてきます。
特に最近は、相手が心を許すと、バーチャルな形でのエッチをしようと、男性器の画像を送ってくることがあります。実際に、彼女のところにも動画の形で送り付けられました。会ったこともない異性の外国人がわいせつなトークをし始めたら、要注意です。
多くの被害者はお金をかなり取られてから、詐欺への注意喚起をみます。しかし、彼女のように「ちょっとおかしいな」と思った時点で誰かに相談して調べることで、身を守ることができます。
詐欺師は「現金を早く奪い、すばやく逃げる」ことをモットーとしています。こちらも、「思い立ったら、誰かに相談」のスピード感が大事になります。被害に遭うか遭わないかは時間との闘いでもあるのです。