はじめに
ユーザーが取るべき対応策
では、楽天ゴールドカードの利用者はどうしたらよいのでしょうか?
選択肢は3つです。
1)楽天ゴールドカードを解約し無料の楽天カードにする
2)楽天プレミアムカードにアップグレードする
3)継続して楽天ゴールドカードを使う
1)楽天ゴールドカードを解約し無料の楽天カードにする
私は、楽天ゴールドカードを解約して、楽天カードにするという選択肢を取る人が最も多くなるのではと考えています。そもそも楽天カードは年会費が無料で、還元率が1%と無料のクレジットカードサービスとしてはかなりの優等生です。これだけでも十分に魅力的なので、無理して楽天ゴールドカードを利用する理由はないでしょう。
今回は明らかな改悪になりますので、楽天側は2021年1月14日までに楽天ゴールドカードに入会した人については、3月31日中までに申し込めば、年会費の返金・請求停止を受け付けるとしています。
プレミアムカードにアップグレードすると?
2)楽天プレミアムカードにアップグレードする
楽天プレミアムカードは、11,000円の年会費がかかるかわりに、ポイントが+2%されます。年間で55万円以上の買い物を楽天市場で行う人はお得ということになります。
また、先のお誕生日月にポイントが1%付与されるのはゴールドカードと同様です。ただし、上限が10000ポイントまでとなるので、100万円ほど買い物をする人はこの条件で満額回収できることになります。
また、上記とは別に選べるサービスというのがあり、
【楽天市場コース】 毎週火曜日・木曜日楽天市場で+1%
【トレベルコース】 楽天トラベルオンライン決済で+1%、または手荷物宅配サービスに対してポイント付与
【エンタメコース】 楽天TVご利用分ポイント+最大1倍、楽天ブックスご利用分ポイント+最大1倍
というポイントバックが付加されています。
そして、国内線空港のラウンジが無料で使い放題の他、一部の海外空港のラウンジも利用可能です。
海外旅行や出張が多い方や、楽天市場の利用がかなり多い人はあわせ技で11000円分のポイント回収は不可能ではありません。また、楽天ビジネスカードは、プレミアムカード利用者が追加年会費2,200円でつくることができます。
副業や個人事業主として独立し、通常の生活費利用と事業の支出が混在している場合にはカードを使い分けることで管理が簡単にできるので、経費をよく使う人には有用かもしれません。