はじめに
オーナー同士の交流の場
2階にはラウンジスペースが設置されています。天井が非常に高く、開放感が特徴です。ここではアウディオーナー同士の交流の場としての活用もイメージされており、サスティナブル素材に留意したドリンクやチョコレートなどの提供もあります。
2階ではこの他にLINEを活用し「未来の自分へのメッセージ」を送ると、ラウンジ内のデジタルサイネージに表示され、さらに1年後に送信者に向けて届くようになっているそうです。昔で言う「タイムカプセル」をIT技術で演出したような仕組みで、来場者は「自らの未来を考える」という時間を過ごすことができるわけです。
またこの期間中、最新のアウディの世界観を体験できる試乗イベントも開催されます。ピュアEVであるe-tronやハイパフォーマンスモデルも用意されており、車両説明を含め、60分程度の体験試乗も可能です。
まさにバーチャルとリアルの両方からアウディブランドを体験できるスペースと言えるでしょう。
なお、緊急事態宣言が出ている中、心配な部分はありますが、スタッフを含め全館抗菌コーティングを始めとした対策を行っているそうです。詳細はホームページ等で確認することができます。
電動化戦略の次の一手を公開
今回の発表と同時に昨年9月に発表された「e-tron Sportback 55 quattro」に続くモデルも発表されました。
これまでは5ドアの「スポーツバック」のみだったe-tronですが、今回バッテリー容量を減らすことで、より手に届きやすい価格設定とした「e-tron 50 quattro」と「e-tron Sportback 50 quattro」ラインナップしました。
バッテリー容量はこれまでのモデルの95kWhから71kWhに変更、航続距離も満充電で405kmに対し、316km(いずれもWLTCモード)と少なくなっています。
ただ走りに関してはボディ重量が軽くなる分、0-100km/h加速も6.8秒という俊足ぶり。快適性や運動性能に寄与するアダプティブ エアサスペンションは全車標準となります。
特にこれまで無かった王道とも言えるSUVデザインのモデルが追加されたことで選択肢も増えたことでさらに本格的な電動化戦略を推し進めていくことになります。