はじめに
満充電で150kmの走行が可能
元々超小型モビリティに属するC+podはコンパクトなボディのBEV(バッテリーのみで動く電気自動車、ピュアEVと呼ぶこともあります)なのでバッテリーもコンパクトになっています。
しかし、充電走行距離は150kmとサイズからイメージするより長めに感じますし、この数値は実際の走行値に比較的近い「WLTCモード」によるものです。
よく言われるクルマ(特に軽自動車)の使い方では「近所への買い物」「習い事や駅までの送迎」などが挙げられます。生活パターンにもよりますが、その距離自体は決して長いものでは無く、その点でも超小型モビリティは適しています。
家庭用コンセントから充電できる
C+podは200V(16A)で約5時間で満充電されます。これは従来までのEVやPHEV同様の専用の配線工事が必要になりますが、何と100V(6A)での充電にも対応しています。もちろん充電時間は約16時間と長くなりますが、前述した配線工事が不要なので専用ケーブルをコンセントに挿すだけで充電ができるわけです。この手軽さは携帯電話などの充電と同じ位の手軽さをイメージさせます。
1週間の行動パターンは人によって当然異なりますが、ビジネス利用であれば休みの日に、家庭での使用であればクルマに乗らない日もあるはずです。その時間をうまく利用し充電すれば生活の足としての非常に役立ちます。
またトヨタのPHV車同様に外出先での充電を可能にする「EV充電サポート」にも対応します。トヨタのほとんどのディーラーには「G-Station」または最新の「G-StationⅡ」と呼ばれる専用の充電スタンドが設置されています。この場合1回60分という上限はありますが、大型のショッピングモールなどに設置されている普通充電器の場合ならば上限時間は設定されていないケースが多いのです。
つまり、買い物をしている間にサクッと充電したり、前述した大型ショッピングモールで買い物のほかに映画を見て終わった頃には満充電されている、といったユーザーの使い方次第でかしこいEVライフを行うことができるわけです。