はじめに

インディアンの歴史と特徴

アメリカ初のモーターサイクルカンパニーが「インディアン」です。起源は1897年に設立された「ヘンディーマニュファクチャリングカンパニー」という自転車製造会社です。後に「インディアンモーターサイクル」となり、1921年には同社にとってエポックメイキングな「インディアンチーフ」というバイクを発表し、大躍進します。今年はそのモデルの誕生から100周年ということもあり、意欲的なフルモデルチェンジを行って、チーフシリーズを3モデル発表しました。さっそくモデルを見てみましょう。

まずは「チーフダークホース(227万8,000円~235万8,000円)」ですが、削ぎ落とされたシンプルなミニマルデザインが外見上の特長です。そしてアメリカンならではの伝統的なライディングポジションを肩肘張ることのない姿勢で楽しめる、心地よいライディングを実現しています。

インディアンの中でも気軽な「チーフダークホース」

次に「チーフボバーダークホース(257万8,000円)」です。スポークホイールに太いタイヤを装着し、そのフロントエンドが少々無骨ですが迫力満点。クラシカルなデザインが施されたソロボバーシートなど、大戦後に流行ったクラシックカスタムの雰囲気を持っています。

そして、最上級モデルとしてサドルバッグとウインドシールドを備えた「スーパーチーフリミテッド(287万8,000円)」があります。ロングツーリングにはふさわしい充実した装備によって長距離ライディングに快適性を求めるライダーには、高い満足を与えることになると思います。外観上はクラシカルなアメリカンVツインのマシンですが、シンプルデザインと現在でも十分通用する快適なライディングポジションと、モダンで洗練された機能や装備があります。

サドルバッグとウインドシールドを備えた最上級モデル「スーパーチーフリミテッド」

シリーズに搭載されるエンジンは空冷のV型ツインで、リアシリンダー休止システムもあります。その排気量は1,890ccで、ピークトルクは162Nm/3,200rpmとなっています。トランスミッションは6速、燃料タンク容量は15.1Lです。その他にもLED ライティング、キーレスイグニッション、ピレリのナイトドラゴンタイヤなど、最新の快適装備が搭載されています。さらに驚くのはクルーズコントロールに加えて、ライダーは、スポーツ/スタンダード/ツアーの3つの走行モードの、いずれかを選択することで、スロットルレスポンスを好みに応じて調整できるのです。

クラシカルなスタイルですが、その中身には、どこまでも駆け抜けたくなると最新装備がたっぷりとつまっていました。インディアンにはこのチーフシリーズの他にも、スポーツバイクなど色々と魅力的なモデルが揃っています。ちょっとチェックしてみると新しい発見があるかもしれません。

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