はじめに

全車独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」となってフルモデルチェンジを行った3代目日産新型ノート。発売1ヶ月で目標の約2.5倍の受注が入っていますが、待望の試乗チャンスに恵まれました。その出来の良さだけでなく、難しいと言われるグレード&オプション選びに関しても一発解答します。


全てが新しい3代目

2016年11月のマイナーチェンジで「e-POWER」と呼ばれる新しいハイブリッドシステムを搭載後、一気に販売が加速し、2017~2019年には3年連続(暦年)国内でのコンパクトカーセグメントで販売台数No.1となったノートですが、3代目となる新型は大胆にも全てのグレードをこのe-POWERのみの設定としました。

これ自体は日産の電動化への決意の表れとして理解できますし、実際他社との差別化も十分できるはずです。一方でこれまで法人需要なども含め、低価格のコンパクトカーに乗りたいと考えていた顧客には同社ではマーチしか実質選択肢が残っておらず、今後の展開にも注目が集まっています。

さて、新型ノートですが、やっと試乗する機会に恵まれました。2020年11月24日にまず最初にFFモデルを発表、続いて同年12月23日に4WDモデルが追加されました。

試乗車は最上位グレードのX(FF車)。車両本体価格は218万6800円。4WD車の設定もあります

今回はFF車のみになりますが、実はこの4WDモデル、従来の電動式4WDとは大きく異なり、リア側に50kWという強力なモーターを組み込み制御することで雪道はもちろんですが、一般道でも後輪に強い駆動力をかけられることでコーナリング時や高速道路の追い越し時などでも安定かつ力強い走りを得ることができるとのことでこちらも注目です。

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