はじめに

日経平均株価(日経225)

日経平均株価は、日本経済新聞社が東証1部に上場する銘柄の中から代表的とする225銘柄を定めている株価指数のことで、日本の株式市場の動きを表す代表的な指数として知られています。

選定の基準は「業種のバランス」と「流動性の高さ」で、定期的に入れ替えが行われていますが、TOPIXが2,100銘柄以上から構成されているのに対し日経平均は225銘柄なので、1社あたりの増減の影響が大きくなります。また、時価総額加重平均を用いて時価総額の高い銘柄の影響を受けやすいTOPIXと比べると、 単純な255銘柄の株価平均である日経平均は株価の高い銘柄の影響を受けやすいという特徴があります。

分配金利回りも安定的に1%を超えており、1.35%(2022年01月27日時点)となっています。日経平均に連動した投資信託で、純資産総額が高く、信託報酬が0.15%と安いファンドは以下の通りです(信託報酬等及び純資産額は2021年12月31日時点)。

ニッセイ 日経平均インデックスファンド
・信託報酬等:(税込) 0.15%
・純資産:30,865(百万円)

iFree日経225インデックス
・信託報酬等:(税込) 0.15%
・純資産:28,840(百万円)

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)
・信託報酬等:(税込) 0.15%
・純資産:19,124(百万円)

強さの比較「NT倍率」って何?

NT倍率とは「日経平均株価をTOPIXで割る」ことで算出される指標のことです。2022年1月27日終値時点では14.23倍となります。両者の頭文字からNT倍率と呼ばれ、日経平均とTOPIXの相対的な強さを表しています。

日経平均株価は株価の高い「値がさ株」の影響を強く受けるため、NT倍率が大きくなれば輸出関連やハイテクなどの「値がさ株」が上昇していると考えられます。
反対にNT倍率が小さくなればTOPIXに影響を与える時価総額が大きい内需セクター株、つまり国内に強い事業基盤を持つ銘柄や銀行株などが上昇していると考えられます。

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