はじめに

自転車保険の加入方法は?

ひとくちに自転車保険といっても、加入方法はいろいろあります。

1.TSマーク(公益財団法人 日本交通管理技術協会)
自転車の点検が終わると、貼ってもらえるシールがあります。このTSマークには賠償責任保険と傷害保険等が付いています。自転車安全整備士が点検確認した普通自転車に貼られるもので、自転車安全整備士番号と基準点検日が記載され、自転車に乗っている人が対象。基準点検日から有効期間は1年です。

点検を受ける整備店により補償内容が違い、3種類のパターンがあります。
賠償責任1億円、搭乗者の傷害補償、被害者に対する見舞金などがありますので、加入書で確認しましょう。

保険料は、点検整備料に含まれていて、別途払う必要はありません。
気をつけなければならないのは、有効期間が点検から1年間で終了してしまうことです。自動継続がありませんから、同時期に忘れず点検整備を行わないと、付保もれが生じることがあります。

2.団体保険に加入
自転車会員 サイクル安心保険(一般財団法人 全日本交通安全協会の団体保険)、みんなの自転車保険(一般社団法人 自転車安全対策協議会の団体保険)などの団体保険に加入する方法があります。

いずれも、自転車保険に特化しており、団体割引が30%程度適用されているので、保険料が安く抑えられるのが特徴です。

賠償責任保険1億円のみの場合、年間掛金1,700円程度と格安です。本人や家族の死亡や入院補償まで補償内容を広げても、年間4,000円前後です。保険期間は1年ですが、申し出がない限り自動継続となっていますので、つけ忘れがなく、便利です。

3.民間保険会社の傷害保険に加入
一般の損害保険会社の傷害保険に加入することで、自転車事故の賠償責任、ご自身・ご家族のケガの入院通院費用を補償する方法です。傷害保険ですので、自転車に限らず、日常生活全般での、賠償責任やご自身ご家族のケガの入院通院費用も補償しますので、保険料は高くなりますが、日常のリスクをフルカバーすることができます。保険料は年間1万円程度になります。Webで加入、または代理店に問合わせ、対面での加入も可能です。

4.民間保険会社の賠償責任保険に加入
日常生活の賠償責任を自転車事故に限らずトータルで無制限に補償します。ご自身や家族のケガの補償は対象外です。そのため、保険料は安価で、年間2000円程度で同居のご家族、別居のお子さん、別居の両親も補償する範囲の広さが特徴です。

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