はじめに

のんびり景色を楽しみながらローカル旅を味わう方や、タイムイズマネーで移動時間は無駄と考える方など、長距離移動の目的も、時間の価値や使い方も人それぞれ。自身のスタイルに合わせて切符をお得に買おうとすると、どうしても時間を使う結果になりがちです。

買い方や旅行の工夫で、JRの切符を安く買える方法を紹介しますので、それぞれの違いを知って、旅の参考にしてみてください。


往復割引乗車券

往復乗車券を購入すると、片道の営業キロが601km以上あれば、行きと帰りの運賃がそれぞれ1割引になります。乗車券のみの適用で、新幹線特急券の割引はありません。例として、東京―大阪は556.4kmで往復割引の適用なし。目的地があと少しで600kmになる場合は、先の駅まで延長して往復割引を適用した方が、かえって安くなる場合があります。

有効期間は片道乗車券の2倍。距離によって変わり、東京ー岡山は10日間になります。JRの割引切符の多くは繁忙期に使えませんが、往復割引乗車券は年中使えます。また後述の学生割引乗車券とも併用することができます。

学生割引乗車券

学生割引乗車券は、JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生が利用できます。片道の営業キロが101km以上の場合、運賃が2割引になります。学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」を窓口へ提出して利用します。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward]