はじめに
WEB化が進む世の中ではありますが、まだまだアナログな方が便利だと感じることもあるでしょう。
銀行の入出金や、クレカ・水道光熱費の明細書を、紙で確認していませんか? 振込用紙が届いて、コンビニで振り込みをしていませんか?
これからの時代、WEB化を進めないと、手数料がかかってしまう恐れがあるので要注意なのです。ポイントを解説します。
東京ガスのWEB化にご注意!
東京ガスが、2024年10月末をもって、紙の無料送付を廃止すると発表しました。
内容は2点、紙の検針票と払込書です。紙で発行する場合は、検針票は月165円、払込書は月220円かかるようになります。検針票は希望者のみ、払込書は自動で有料となり、もし、両方紙で受け取ると、月385円、1年間で4,620円かかるようになります。
これらの手数料は避けたいな、と感じる人がほとんどでしょう。そこでおすすめが、今のうちからWEBサービスを利用しておくこと。
筆者も利用していますが、WEBサービスでは、過去のデータも見られて便利です(また、今回の変更も、登録していたメールに届き、早く知ることができました)。お得なキャンペーン情報のお知らせなどもあるので、ぜひチェックしてみてください。
また、これまで送付された払込書でコンビニ払いをしていた人は、クレジットカードや口座振替払いに変えておきましょう。
東京ガスの場合は、口座振替にすると、毎月55円(年間660円)割引になってお得です。クレジットカード払いなら、カードのポイントが貯まるのでお得ですね。カードのポイント還元率が1%以上で、ガス代が月6000円以上なら、クレジットカード払いで60円以上貯まりますので、口座振替よりもクレジットカード払いの方がさらにお得になります。
銀行でも、通帳を持つとお金がかかる時代に?
少し前に、みずほ銀行で、通帳新規発行・繰り越しの手数料が1冊あたり1100円かかるようになったことが話題になりました(※2021年1月18日以降に口座開設分のみが対象)。
他の銀行でも、ペーパーレス化が進んでいます。三菱UFJ銀行では、Eco通帳(インターネット通帳)への切り替えで1000円をプレゼントするキャンペーン、三井住友銀行では、Web通帳への切り替えでVポイントが200円分もらえるキャンペーンを行っています。
他にも、WEB化をしたほうがお得なケース(ポイントがつくなど)を取り入れている銀行があり、銀行のWEB化がどんどん進んでいることがわかります。
今後、さまざまな銀行で、紙の通帳を使うと手数料がかかる時代がやってくることが大いに予想されます。いまのうちにWEB化に慣れるためにも、まだインターネットバンキング(入出金確認や振り込みがWEB上でできる)が未経験なら、ぜひ試してみて慣れておくとよいでしょう。
紙の通帳の方が、安心感をおぼえる人も多いですが、紛失の恐れがあること、保管スペースが必要などのデメリットがあります。一方でWEB化をすれば、紛失の心配もなく、スマートフォンやパソコンでいつでも見られますし、保管スペースも不要です。ただし、確認できる入出金情報が過去10年や30年など、さかのぼれる期間が決まっていますので、事前に確認しておきましょう。