はじめに
まずは「ねんきん定期便」なしで、アクセスしてみた
「ねんきん定期便」がない人もいると思いますので、ないケースで確認してみます。
●ステップ1:生年月日や働き方を入力
PCもしくはスマートフォンで「公的年金シミュレーター」のページにいき「生年月日」を入力します。
画面下の方に進み、「働き方・暮らし方」を20歳から59歳までの情報を入力します。
例えば、20歳から22歳まで、大学生として国民年金に加入していれば、「学生・働いていない(国民年金第1号)」を選び、「20歳~22歳」と入力。さらに、「働き方・暮らし方の追加」をタップし、それ以降の23歳の働き方について登録します。
大学卒業後に会社員になっていれば、「会社員・公務員(厚生年金)」を選び、会社員として働いていた年齢と年収を入れます。
つまり、20歳から59歳まで、どのような働き方で、どれくらいの年収だったかを時系列に沿って入力していくわけですね。転職して年収が変わったり、仕事を辞めてフリーランスや無職だったりした場合も、入力していきましょう。
ちなみに、国民年金加入時に「付加納付の有無」が問われますが、一般的には「無」が多いでしょう(国民年金で付加保険料を上乗せしている人は「有」です)
●ステップ2:受給開始年齢を入力
次に将来いつから年金を受け取りたいかを入力します。
一般的には「65歳0か月」ですが、早く受け取る場合は、最短で「60歳0か月」、遅く受け取る場合は、最長で「75歳0か月」という範囲で選べます。
ここで注意ですが、間違えた!と思って、PCブラウザの「戻るボタン」を押すと、全てリセットされて「生年月日の入力」に戻ってしまいますのでお気をつけてください。
●ステップ3:結果を確認
「試算する」をタップすると、1年あたりの年金見込額が「●万円/年」と出ます。ちなみに、この画面上で「受給開始年齢」を早めたり、遅くしたりと変更することもできます。自動的に受給額がグラフでわかりますよ。
最後に入力した「今後の年収」(最後の記入が厚生年金保険の場合のみ)の欄で、「もう少し収入が多いかな」「いやいや、もう少し少ないかな」などと予想額を変更すると、それに応じた年金額が表示されます。
「就労完了年齢」の欄で、60歳で仕事を辞めずに、「65歳まで働いた場合はどうかな」「70歳まで働いた場合は?」などといった具合に、年齢を変更してみると、それに応じた年金額が表示されます。
「今後の年収」も「就労完了年齢」も「受給開始年齢」も高ければ高いほど、受け取る年金が増えることが、リアルにわかって面白いですよ。