はじめに
JCBオリジナルシリーズのラインナップに、年会費永年無料の新しいスタンダードカード「JCBカード S」が加わりました。同じく年会費無料で発行できる「JCBカード W」と比較しながら、所有メリットや注意点を解説します。
JCBオリジナルシリーズに共通するメリット
JCBオリジナルシリーズでは、特定のショップでポイントアップが受けられます。特に注目されるのは、ポイント最大20倍となるスターバックスです。
スターバックスカードへのオンライン入金・オートチャージでは10倍、Starbucks eGiftの購入では20倍へポイントアップ。JCBカードの基本還元率は0.5%なので、10倍は5%、20倍は10%相当になります。Starbucks eGiftの方が還元率は高くなりますが、Starをためてビバレッジなどと交換できる特典プログラムの「スターバックスリワード」にはスターバックスカードでのみ参加できるので、スターバックスの利用頻度によって使い分けるといいでしょう。
さらに、JCBオリジナルシリーズはお得なキャンペーンも魅力の1つ。現在は2024年6月15日(土)まで対象のコンビニでポイントアップとなるキャンペーンを実施中です。JCBのプレスリリースによると、2024年度は2ヵ月毎ごとに業種を変え、様々なお店で高倍率キャンペーンを行うとしています。今後も継続的なキャンペーン開催に期待できるでしょう。
入会条件は?
JCBカード Wの入会には、39歳までという年齢制限があります。39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料のまま継続できます。一方JCBカード Sは年齢制限がなく、何歳でも年会費無料で所有可能です。これまで40歳以上の方でJCBオリジナルシリーズを年会費無料で所有するには、「JCB一般カードで年間50万円以上利用」という高いハードルがあったので、無条件に年会費無料になるJCBカード Sの登場は朗報でしょう。
ここからはどちらも発行可能な39歳以下の方向けに、JCBカード WとJCBカード Sについて比較解説していきます。