はじめに

デュアルタップ

4月8日に優待新設を発表したデュアルタップ(3469)は、発表により株価が大きく動きました。QUOカード4000円分を贈呈する優待(6月優待)が発表され、前日終値413円での優待利回りは9.7%、配当も約3%出ているため総合利回りはなんと12.7%。株価も連日ストップ高となり躍進しました。

ホームポジション

4月10日には、静岡を中心とした不動産会社のホームポジション(2999)が1000株(10単元)以上保有の株主を対象に、クオカード2万円分を贈呈する優待 (8月優待)実施を発表、ストップ高をつけました。ただ、リリースには優待“新設”でなく優待“実施”と書かれているので、2025年8月以降も継続して実施するかは不明です。業績は、上期は営業赤字になっているので注視していきたいところです。

G-FACTORY

4月11日に優待再開を発表したG-FACTORY(3474)も大きく株価が動きました。その内容が「100株以上を保有する株主に『自社グループの国内直営店舗及び国内ライセンス店舗の食事券』3000円相当を贈呈」(12月優待)とのことで、その時点での株価が335円で、なんと優待利回りが8.96%だったからです。夜間はストップ高買い気配となりました。その後の推移はチャートを大きく上昇しています。

まだ内容が決まっていない優待銘柄

具体的に内容が決まっていない優待変更銘柄をウォッチしておくのも良いでしょう。

4月16日に株主還元方針を変更すると発表したパワーソリューションズ(4450)は、これまでは配当を実施しなかったものの、中期経営計画(2022-2024年)における売上高および利益が好調な進捗であることから、配当・株主優待・株式分割などの株主還元を行うことを発表。内容は具体的には勘案している最中のようですが、リリースに株価は反応しており、内容によってはまた投資家の関心を集めることになりそうです。

またサンリオ(8136)は3月に株式分割を実施。それに伴い優待も変更されるようですが、リリースによれば「次回の優待内容につきましては、変更を検討しております。決定次第速やかにお知らせいたします。」となっています。これまでは、100株以上500株未満の保有で同社のテーマパークのチケットが3枚と、サンリオショップで使える優待買物割引券(1,000円相当)がもらえ、利回りも高かったので、どう変わるのか注目です。

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