はじめに

イオンがブラックフライデーに初名乗り

イオンは今年も11月24日を目がけて、大々的にブラックフライデーセールを開催しました。

昨年、同社は大手小売店が行うものとしては日本で初といっていい大規模セールを実施しました。とはいえ、昨年はイオンの売上がその時期に大きく伸びるというほどのインパクトはなく、可もなく不可もないセールだったように記憶しています。今年はさらにそれに力を入れたという話です。

その対象も食品から、衣料、生活家電、おもちゃなど昨年以上に拡大しています。

価格もブラック、つまり黒にちなんだ96価格(9,600円、960円、96円など)と、白にちなんだ46価格(4,600円、460円、46円など)など、よくある値付けの9,800円や4,800円よりも一段お得な特売価格を設定しました。

そして昨年はイオンだけが率先している感じでしたが、今年は少し異変が起こりました。

日本でも巨額消費を引き起こすか?

今年、ブラックフライデーに参加した一番の大物は楽天市場です。楽天では11月24日金曜日から3日間、ポイントが最大で36倍たまるブラックフライデーセールを実施しました。

その名にちなみ、プレイステーションのブラックモデルや人気の鍋・ストウブの黒、のどぐろなど「ブラック」に関する商品を大幅なポイント還元で買えるといった品揃えで、イベントを盛り上げました。

さて、ブラックフライデーに取り組む各社の思惑のひとつは「ハロウィンに続け」というものです。日本にはなかったこの習慣は、いつの間にか定着。10月末のハロウィンは一大仮装イベントとなって、コスプレをした若者が街中にあふれるようになりました。

イベントが定着すると、そこには新しい消費が生まれます。アメリカ発で日本でもしっかり定着したのはクリスマス、バレンタインデーに次いで、3つ目。今ではハロウィンは、大型消費イベントとなっています。

まだ無名に近いブラックフライデーに、これから大手小売店が力を入れるのはよいチャレンジかもしれません。

日本では12月のボーナス商戦に焦点を絞るのが、これまでの小売店セオリーでした。しかし消費者の財布のひもは年々固くなるばかり。

アメリカではクリスマス商戦のスタートにあたるブラックフライデーに1年で最も安い大規模セールを行い、年末にかけてどんどん消費を拡大させることに成功しています。日本もそれに続けるのか?

来年以降もブラックフライデーの試みに注目していきたいと思います。

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