はじめに
2024年もあと1か月ほど。1年はあっという間に過ぎていきますね。
年末には、ふるさと納税をする人も多いでしょう。12月31日までに駆け込みをしようと慌てすぎて、失敗してしまうケースもあるので要注意です。
今回は、年末にふるさと納税をする人に向けて4つの注意点をお伝えします。ぜひチェックしから進めてみてください。
1. 医療費控除や住宅ローン控除がある場合は注意
ふるさと納税をお得に利用するには、年収や家族構成に応じた控除限度額内で利用することが欠かせません。
年収や家族構成ごとに、その上限額が一覧になった表をよく見ると思いますが、実はそちらは簡易的なものであることに注意が必要です。
実際には、医療費控除や住宅ローン控除など、各種控除がある場合は、その上限額が実際は低い金額になっている可能性が高いので要注意です。
そこで、多くのふるさと納税ポータルサイトにある、「シミュレーション」を活用しましょう。「簡易シミュレーション」と「詳細シミュレーション」などと複数ある場合は、「詳細シミュレーション」を見てみてください。
年収が昨年とほぼ変わらない場合は、昨年の源泉徴収票も、比較的近い値ということで参考にできますので、手元に持ってきましょう。
そちらも参考にしながら、ふるさと納税ポータルサイトの詳細シミュレーションにて、「住宅ローン控除」「医療費控除」などの項目を入力してみてください。2024年分のお得に利用できる、ふるさと納税の金額の上限について、より実際に近い金額がわかるはずです。
今年大きな医療費がかかって医療費控除を申告する可能性がある人や今年、または過去数年に自宅を購入して住宅ローン控除を受ける人は要チェックです。
2. 2024年分になるのが「いつまでか」を確認
ふるさと納税を2024年分としてぎりぎり受け付けてもらえるのは、いつまでかご存じでしょうか。
基本的には、12月31日23時59分までに申し込み、および入金(クレジットカードの場合は決済)が完了した分となります。
しかし、大みそかの23時55分くらいになって「あと4分だ!」と焦って手続きするのは危険です。サイトが混雑してつながりにくくなったり、カードの利用限度額オーバーで使えなかったり思わぬトラブルも起こりえるからです。カード会社によっては、決済のタイミングが遅い場合もあり、年明けの決済となってしまう可能性もあります。余裕をもって手続きをしましょう。