はじめに
楽天グループ(4755)が新たな株主優待を発表しました。100株以上保有の株主を対象に、「楽天モバイル」回線の音声と毎月30ギガバイト(GB)のデータプランを1年間無料で提供するという内容です。
ちなみに、通常通り契約すると、楽天モバイルのRakuten最強プランは20GBで26,136円(月額2,178円×12ヶ月=26,136円)、また年間データ無制限で39,336円(月額3,278円×12ヶ=39,336円)です。
優待は2024年12月末日時点の株主名簿に記載された方が対象となるため、権利付最終日となる2024年12月26日(木)の取引終了時点で株式を保有している必要があります。優待を利用するには専用サイトで事前の申し込みが必要となり2025年3月中旬から受け付けを開始する予定です。この株主優待が好感され発表後から同社の株価は上昇しています。
そして、楽天モバイルには追い風となることもあります。
総務省は、初めて利用する携帯電話会社の通信品質を割引料金で体験できる「お試し割」制度の導入を発表しました。新規・乗り換えの契約を対象に通信料金の割引を最長6カ月間、総額2万円まで認める内容で、12月26日(木)から適用されます。
この制度は楽天モバイルが求めていたもので、これまで楽天モバイルを利用した事がない新規の顧客獲得にもプラスに働くでしょう。
その他の携帯会社NTT、KDDI、ソフトバンクの株主優待を調べてみました。
NTT
NTT(9432)は基準日時点で100株以上保有している株主を対象に、保有期間に応じてdポイントが進呈されます。
・5年以上6年未満(株主名簿登録日が2018年4月1日~2019年3月31日に該当する方):3,000ポイント
株式購入後、初めて株主名簿に記載された日を「起算日」となります(株主名簿記載の確定は、毎年3月、6月、9月、12月の最終営業日)。
注意事項として株主へ毎年進呈するものではない点です。また、同一の株主番号で得られる最大のポイント数は4,500ポイントです。