はじめに
スマートフォンの通信費を抑えつつ、同時にマイルも貯められる。そんな一石二鳥のサービスとして注目を集めているのが「JALモバイル」です。
旅行好きだけでなく、普段あまりマイルを意識しない人や、そもそも旅行に関心のない人にも「これなら使ってみたい」と思わせる魅力が詰まっています。
この記事では、JALモバイルのサービス内容と、ちょっとした工夫でお得にマイルを活用できる方法について、わかりやすく紹介します。
JALモバイルとは?
JALモバイルは、日本航空(JAL)と通信事業者IIJが連携して提供しているモバイル通信サービスです。基本的には、スマホに挿して使うSIM(またはeSIM)を契約することで、ドコモ回線かau回線を利用した格安のモバイル通信が使えるようになります。
プランは非常にリーズナブル。たとえばデータ容量2GBのプランは月額850円で利用可能で、ほかにも5GB、10GB、20GBなど、使い方に応じて選べる複数のプランが用意されています。
マイルが毎月自動で貯まる
JALモバイルの最大の特長は、利用しているだけで毎月JALのマイルが自動的に貯まることです。たとえば、2GBプランでは毎月25マイル、10GBプランなら50マイルが積算されます。さらに、10GB以上のプランを新規契約すると、ボーナスマイルとして500マイルが加算される仕組みもあります。なお、2025年5月31日(土)まではJALモバイル誕生記念キャンペーンとして、契約時のボーナスマイルが1,000マイルに増額されています。
また、JALのスマホアプリ「JMBアプリ」から発行される「シークレットマイル」クーポンを入力することで、さらに毎月100マイルを積み増しできる仕組みも用意されています。
2GBプランの基本マイル(年間300マイル)に加え、シークレットマイルを毎月獲得できれば年間1,200マイルが加算され、合計で1,500マイルに到達します。これは、後述する「どこかにマイル」の利用に必要なマイル数とぴったり一致しており、非常に効率の良いマイル活用が可能です。
なお、シークレットマイルを受け取るためには、JMBアプリの通知をオンにしておくことが重要です。通知が届くことでクーポン情報を見逃すことなく受け取ることができ、マイル獲得のチャンスを逃さずに済みます。
「どこかにマイル」との組み合わせが魅力
マイルを使う場面として注目されているのが、JALの特典サービス「どこかにマイル」です。これは、往復航空券をマイルで交換できるサービスで、行き先はJALが提示する4つの候補地の中からランダムに決定されるユニークな仕組みが特徴です。
通常、「どこかにマイル」の利用には7,000マイルが必要ですが、JALモバイルの契約者であれば、年に1回だけ特別に1,500マイルで利用できます。つまり、日常的にスマホを使っているだけで貯まったマイルを活用して、年に一度はこのお得な特典を体験できるということです。
実際、2GBプランを1年間継続利用すれば、基本の積算マイルに加えてシークレットマイルなども活用することで、ちょうど1,500マイルに届くケースも見込めます。2GBプランは月額850円で、年間の通信費は10,200円。その支払いで1,500マイルが貯まり、通常7,000マイルが必要な往復航空券(どこかにマイル)を1,500マイルで利用できる点は、非常に高いコストパフォーマンスといえるでしょう。