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ダビンチの絵が「現代アート」オークションで売られた理由
お金で紐解く!?現代アートの愉しみ方
最近、記憶に新しいのが、レオナルド・ダビンチの作品がクリスティーズのオークションで4億5000万ドル(約507億円)で落札されたニュース。これを落札したのはサウジアラビアのバデル王子でした。(注:サイトによっては落札者がアブダビ文化観光局になっています)そして、この「サルバトール・ムンディ」(救世主)と呼ばれる作品が、アラブ首長国連邦のアブダビにあるルーブル美術館の別館「ルーブル・アブダビ」に所蔵されるようです。このレオナルド・ダビンチの作品は、あのイスラム教/キリスト教の宗教の壁も超え、歴史上、世界でもっとも高額な絵画取引をされた作品になりました。しかし、本連載は「現代アートの愉しみ方」なのになぜレオナルドなのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。当然、それには理由があります。実はクリスティーズでは、この作品をコンテンポラリーアートのセクションで売ったのです。
クーポン3月復活、「すかいらーく」反転攻勢の勝算
2ケタ減益でも強気の姿勢を堅持
「11年間のファンド経営が終了し、すかいらーくは新しい時代に入りました」――。2月14日に開かれた2017年度の決算説明会で、すかいらーくの谷真社長はこう宣言しました。しかし、強気の言葉とは裏腹に、同年度の業績は、本業の儲けを示す営業利益が前年度比で1割のマイナスという状況でした。それでも、谷社長は「事業の根幹に問題はない」と言い切ります。2ケタ減益にもかかわらず、強気の姿勢を崩さないすかいらーく。その背景には、どんな事情があるのでしょうか。
相続した親の遺産、できるだけ低リスクで安定運用するには
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は伊藤英佑氏がお答えします。親が亡くなって、遺産を相続しました。どのような投資が望ましいかアドバイスを頂ければ幸いです。相続は普通預金3000万円、海外投信2500万円ほどです。海外投信がアメリカのリートで、今年に入ってから下がってきました。もう一つはアジアオセアニア地域の国外投信でいずれも基準価額が高配当のため購入時より下がっています。こちらを売るタイミングを見て、よりリスクの少ない安定したものに変えたいと考えています。あまり投資の知識がないので、アドバイスよろしくお願いいたします。(51歳 未婚 女性/自営業 一人暮らし )
カモからの借金を、ネギからの借金で返す話
お金のことば10:ポンジスキーム
「ある水曜日、サギ君は5万円が必要になりました。そこでサギ君は、昔からの友人であるカモ君にこう持ちかけました。『5万円を貸してくれない?次の土曜日には返すから』。こうしてサギ君は、カモ君から5万円を借りることができました。ところがサギ君は金欠が解消しないまま土曜日を迎えてしまったのです。そこでサギ君は、やはり昔からの友人であるネギ君にこう持ちかけました。『5万円貸してくれない?次の水曜日には返すから』こうしてサギ君はネギ君から5万円を借り、カモ君には5万円を返しました。しかしサギ君の金欠はまだ解消しません。そこでサギ君は次の水曜日にカモ君を呼び出して……」これはベンガル人作家チャクラボルティの短篇『カネが必要なら借りろ』の冒頭を筆者が独自に翻案したものです(参考:日経サイエンス2014年9月号「経済に潜むポンジ詐欺」)。物語はこのあと水曜日のやりとり(カモ君から借りた5万円でネギ君からの借金を返す)と土曜日のやりとり(ネギ君から借りた5万円でカモ君からの借金を返す)とが不毛に繰り返されることになります。しかしある出来事で物語が急展開するのですが……続きは後ほど。今回の記事では、この物語
どうなる「FX規制」、有識者検討会で何が話されたのか
レバレッジは何倍までが適正?
「金融庁はFX(外国為替証拠金取引)のレバレッジを10倍に規制する方針」――。そんな報道が昨年秋頃から出始めています。レバレッジとは投資家が預けたお金(証拠金)の何倍まで取引できるかを示したもので、現在の上限は25倍に設定されています。しかし、FXの市場規模が拡大するにつれ、為替相場が急激に変動した場合、投資家やFX業者が想定以上の損失を抱えるリスクも高まっています。こうした動きを踏まえて、金融庁は「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」を設置。2月13日にその第1回会合が開かれました。初回の検討会では、どんなことが議論されたのでしょうか。
字がきれいだと好感度が上がる? ほめられ文字の習得法
担当編集者が語る書籍シリーズ
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。今回は、カタダマチコ著『好かれる大人のほめられ文字LESSON』をご紹介します。
妻の実家を二世帯住宅に…相続で揉めないための注意点
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は伊藤英佑氏がお答えします。現在、妻の父親名義の家屋に2世帯で暮らしています。私たち子世帯は2人目の計画もあり、スペースがかなり手狭なため、同じ土地に家の建て替えを検討しています。妻の両親も私たち夫婦と暮らすことに賛成なのですが、妻の兄夫婦も両親と同居の希望を持っています。妻の両親は土地家屋以外に目ぼしい財産がないので、建て替えの費用は全額私達が出す予定です。本来であれば土地もまとめて買いたいのですが、実勢価格だと6000万程度するため、できれば将来的に相続の特例を使って税負担を抑えて相続したいと考えています。このような場合、将来的に兄夫婦と相続等でもめないためには、どのような準備をすれば宜しいでしょうか?また、もっと他にいいやり方があれば教えてください。(38歳 既婚・子供1人 男性)
最も選ばれ続けている住宅ローンはどこが画期的なのか?
低金利だけじゃない、うれしいメリット
人生において最も大きな買い物のひとつが住宅。その購入の際には、住宅ローンを活用する方も多いですが、大きな支払いになるからこそ「少しでもお得な条件で借りたい」と考えるのは当然のこと。2016年のマイナス金利導入以降は、住宅ローンの低金利化が進み、活況となりました。そんななか、とりわけ人気を集めているのが、「じぶん銀行」の住宅ローンです。比較情報サイト「価格.com」の「住宅ローン人気ランキング」では、1年以上に渡って首位を独走(2018年1月31日現在、固定金利・変動金利項目)。借り換えだけではなく、新規借り入れ先としても選ばれている、同ローン人気の秘密はどこにあるのか? じぶん銀行・コンシューマーファイナンス営業部の正藤清美さんと中村祐介さんを訪ね、その理由を探りました。
日銀・黒田総裁「続投」報道にマーケットはどう動く?
住宅ローン借り換えも検討すべきか
先週末、「日銀・黒田総裁が続投へ」というニュースを各メディアが一斉に報じました。安倍晋三首相が、4月8日に任期満了となる日本銀行の黒田東彦総裁を続投させる方針を固め、月内にも国会に提示する、という内容でした。黒田総裁の続投というニュースはメインシナリオでしたので、大きなサプライズはありませんでした。しかし、さまざまな噂が飛び交っていた中から1つのシナリオに絞られたとなれば、影響は各方面に広がっていきそうです。続投の背景には何があり、今後の経済・市場にどんな影響がありそうなのでしょうか。そして、私たちはどのように備えればいいのでしょうか。
兄弟3人で同居、家賃と光熱費はどう分担すべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。2000万円程で弟が購入した3LDKのマンションに、私、弟、妹の3人で住んでいます。マンションの月々の支払いは9万円(修繕費、管理費込)です。支払いの内訳は、兄弟3人で話し合って決めていますが、現在の内訳が妥当なのかについて判断いただきたいです。【現在の内訳】・私:6万円・弟:2万円+光熱費全額・妹:1万円社会人1年目の妹は負担を軽くしています。私の支払い分をもっと少なくしてもいいのかなと思いますが、立場上、姉なので多く払うのが当然だとも思います。弟に対しては「姉だから」「弟の持ち物に住まわせてもらってる」「弟は共同家事(ゴミ捨てや備品補充)をよくしてくれる」という理由で、私自身は納得していますが、妹にはもう少し生活費を負担してほしいです。というのも、妹は収入の割に激安な家賃で住み、光熱費の負担もないため、その分を遊びに使えて(私から見ると)豪遊生活をしています。共同家事も弟ほどしていません。間取
結婚と非婚、どっちがおトク?
非婚率が増えている
結婚しない人が増えています。生涯未婚率(50歳時)は、男性の4人に1人、女性でも7人に1人という割合になりました。あなたの周囲にも、独身者がたくさんいらっしゃることでしょう。かつては「ある年齢になったら結婚するもの」「結婚して家を守るのが当然」という考え方が圧倒的でしたが、今やそうした価値観は薄れています。「結婚なんて面倒! 今の自由な生活が変わってしまう」「相手やその家族に対する義務とか責任とか、面倒」そう、結婚は面倒なものです。自分一人ですっきり気分よく生きていけるなら、それに越したことはない――自由な生活を謳歌する若い人がそう思うのは自然なことです。
「広島カープ」のチケット争奪戦が激しすぎる根本事情
2月から“テント村”が出現
2月に入ってプロ野球各球団の春季キャンプが一斉に始まりました。普段プロ野球を見ない方も、テレビのニュースなどでキャンプ風景が取り上げられていることはご存じでしょう。公式戦の開幕は3月末ですが、3月に入ると公式戦に向けた練習試合的な位置づけのオープン戦が始まります。そのオープン戦のチケットが売り出されるのが今の時期です。ほとんどのプロ野球のチケットは、開催月の前の月の初旬に発売になります。つまり、3月初旬になると、4月1ヵ月分のチケットが発売になるのです。しかし、これとは別の発売ルールになっている球団が2つだけあります。阪神タイガースと広島東洋カープです。どちらも1年分をシーズン開幕前に一挙に売り出します。したがって、他の球団では9月後半のゲームのチケットは8月初旬にならないと買えませんが、タイガースやカープのゲームはシーズン初めに買えてしまうのです。こうした事情が、広島で思わぬ問題を引き起こしています。
投資は自分年金づくり、フリーランスに重要な投資の心構え
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。音楽関係の仕事で生計を立てている35歳です。ここ数年でようやく収益が安定し、年収が700万円ほどになり、投資を考え始める段階になりました。まだ資産のない自分にとって、インカムゲインよりもまずはキャピタルゲインで資産形成を図るのがよいと思っています。しかし、今年に入って会社員からフリーランスに転向したため、リスクに慎重にならないといけないという認識も持っています。投資への入口でつまづきたくないので、よいアドバイスをお願いいたします。(30代後半 独身 男性)
投資に仮想通貨…今人気の「お金・投資本」ランキング
フィンテック関連本が多数ランクイン
前回の「今売れている『お金・投資本』ランキング(2017年7月~9月)』から、早いもので3か月が経ちました。その間に、日経平均株価の急変動、またビットコインをはじめとした“新しいお金”=仮想通貨の価格が乱高下。仮想通貨の急な値上がりで1億円単位の資産を手にした「億り人」と呼ばれる人たちが現れる一方、1日で4割近くの急落なども起きており、メディアでも「ビットコイン」「仮想通貨」といったキーワードを日常的に目にするようになりました。それでは、全国の書店ではどのような「お金・投資関連本」が売れていたのでしょうか? 直近3か月(10~12月)の売上ランキングを発表します(日販 オープンネットワークWIN調べ/括弧内は前回の順位との比較です)。
混ぜるだけ「お手軽ベイクドチーズケーキ」の作り方
覚えておきたいおやつレシピ
チーズケーキって数あるケーキの中でも王道というほど人気の存在だと思います。ひとことでチーズケーキといっても、スフレチーズケーキ、ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキなどありますが、皆さんはどの口当たりがお好きでしょうか。今回は、混ぜるだけで簡単にできるお手軽ベイクドチーズケーキのご紹介です。ボトムのタルトは、クラッカーとバターでも代用することができるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。コツも技量要らずなお手軽チーズケーキです。
もし生涯独身だったら…ゆとりある老後に必要な貯金額
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。東京在住の会社員です。婚活をしているもののなかなか結婚の予定がなく、このまま独身であった場合のお金が不安です。貯金はしていますが、投資をもう少しやっていきたいと思っています。現在の私の資産状況は以下のようになっています。・手取り月収:20万(財形3万)・家賃:6万(賃貸)・財形貯蓄:700万(年3%利息)・普通貯金:250万・株:35万・確定拠出年金:月15,000円投資信託がいいかと思っていますが、どういう割合でやっていけばよいか、普通貯金をどの割合で投資に回したらよいか。ぜひ教えてください。(33歳 未婚 女性)
映画の日やレイトショー以外も!映画のお得な割引あれこれ
知らないと損をする映画館の割引
VOD(ビデオ・オン・デマンド)が普及して映画館に行く人が減ったと思いきや、普段の生活で映画が身近なものとなり以前より足を運ぶようになったという話を聞きます。ここ数年で、音響や映像の技術が躍進し、座席が動いたりスモークが出たり演出がある劇場も登場し、よりリアリティのある映画を楽しめるようになってきています。そこで気になるのが映画の料金。レイトショーや映画の日の割引があるという情報は知っている人も多いと思いますが、実はそれ以外にも意外とたくさんあるのです。曜日が違うだけで定食代くらいの金額を節約できたり、ポイントを貯めると1回無料で観られたり……今回はたくさんある割引サービスをまとめました。
打倒「ウィルキンソン」、コカ・コーラ“炭酸強化”の勝算
「ザ・タンサン」で真っ向勝負
「炭酸水の新時代の幕開けを伝えていきます」――。2月7日に開かれた、日本コカ・コーラの戦略発表会。その席で、同社の和佐高志副社長はこう宣言しました。これまでも主力商品の「コカ・コーラ」を筆頭に、「ファンタ」「カナダドライ」など国内の炭酸飲料市場を引っ張ってきた日本コカ・コーラ。その彼らが言う“新時代”とは何を指しているのでしょうか。