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メルカリ株が公募価格割れ、それでも保有し続けるべき?
何が投資家を失望させたのか
メルカリ(証券コード4385)は上場直後に公募価格(3,000円)の2倍にあたる6,000円をつけながら、その後急落。11月1日には、ついに公募価格割れの2,891円となってしまいました。上場直後にあった投資家の高い期待は、すっかり剥げ落ちてしまいました。何が投資家を失望させたのでしょうか。投資家の期待通りだったことと、大いに失望させたことがあります。
不安定な株式市場はいつまで?反転時期をこう読む!
まずは落ち着こう
前回の筆者記事(10月19日付「株式市場の下落は、一過性のものなのか 」)では、本年1~3月の下落局面と同じように 、今回の株式市場の不安定化局面も一過性のものであり、年単位の下落に入るというようなトレンド転換にはならないという見方をお伝えしました。その理由としては、景気・企業業績自体の腰折れを現時点では想定していないことです。今回の記事では、もう少し、現在の不安定な状況を確認したいと考えます。
複数のローンを抱える30代夫婦「どうしても住宅購入したい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。どうしてもマイホームが欲しいのですが、あまり貯蓄がないので、頭金なしでローンを組んででも購入したいと思っています。ただ、二人目の子どもが生まれたばかりなので、子育てをしながら長期間のローンを支払っていけるか心配です。産休に入る前までは、家計は何とか黒字でやりくりできました。ですが、贅沢や無駄遣いもせず、むしろ節約して生活しているつもりなのに、育児休業に入り収入が減ると、途端に赤字になってしまいました。基本的には夫のボーナスを使って毎月の不足分を補っていますが、どうしても足りないときはキャッシングを利用しています。また現在、学生時代に利用していた奨学金と教育ローンの返済をしています。結婚式もブライダルローンを組んでいたため、そちらの返済も続いています。このような状況ですが、なんとか毎月の家計を黒字化して、安心して住宅ローンを組めるようにしたいと思っています。計画的に返済できる見込みがつけば、今も家賃を支払っているので、住宅購入は大
上場が相次ぐ「印刷通販業」、投資妙味はどのくらい?
ラクスルに続いて、もう1社が上場
9月18日配信記事で取り上げた、印刷通販業のラクスル。同社が上場したのは今年の5月31日でした。そして10月18日には、同じく印刷通販業を営むプリントネットという会社が新規上場しました。ここに来て上場が相次いでいる、この「印刷通販」という業態。紙媒体の需要が減っていることを受け、印刷業界全体では市場が縮小傾向にありますが、こと印刷通販に限っていえば、2012年から2018年までの6年間の平均では、年10%超の成長率だそうです。成熟産業で異色の成長業態を展開するラクスルとプリントネットを、もう少しくわしく分析してみたいと思います。
今こそ学ぼう「銘柄の選び方」、ポイントは“目と足”
今日からできる銘柄選択
日経平均株価は10月1日の終値では24,245円76銭でしたが、そこから1か月も経たずに21,000円台まで急落しました。日本の株式市場に限らず、米国株式市場をはじめ世界的な株安となっています。今回の株安で株式投資は怖いと思ってしまった投資家もいるかと思いますが、このような時こそ原点に戻りましょう。今回は銘柄選択方法の一例を紹介したいと思います。
解約した財形貯蓄700万、いくら投資にまわしていい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横田健一氏がお答えします。都内の会社で働いております。新入社員の時から財形貯蓄を行っておりましたが、転職することとなり、財形を解約することになりました。700万円程まとまって入ってきたので、ただ貯金するのではなく、運用も視野に入れたいと考えています。いくらを投資にまわして、どのように資産を分散するのがよいでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、33歳、未婚・職業:会社員・住居形態:賃貸・手取りの世帯月収:20万円・毎月の支出目安:20万円
「やる気」が出ない…科学的にみるモチベーションの高め方
時間的なリミットはない!やる気にまつわるカンチガイ
やる気が出ないのはあなたのせいではなく、あなたが「やる気の出し方」を教わる機会がなかったせいである。自らの著書『「やる気」を育てる!』の冒頭でこう述べているのは、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)など、テレビで大活躍の心理学者・植木理恵先生です。「頑張りたいのに、やる気がわかない……」、そう焦った経験が誰しも一度はあるはず。勉強でも仕事でも、人はやる気を持てないことに対して集中することができず、その結果いつまでたっても上達しません。さらにやる気を感じない状態を放置すると、新しいことに気づく力がどんどん衰えていきます。「どうせできない」というようなあきらめ感が続けば、最悪の場合メンタルに深刻な影響が出てくる可能性もあります。そのため、やる気を育てる方法を知ることは、成績や労働効率アップの問題にとどまらず、生活のクオリティをも左右するのです。そこで今回は、第1章「やる気を育てる5つの原則」の中から、「やる気」の根本的なメカニズムについて見てみましょう。
サッポロビール、新マーケティングに浮かぶ苦悶の理由
食関連ベンチャーとタッグ
ビール大手のサッポロビールは10月下旬、個人とオリジナルビールを開発・シェアする新サービス「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」をスタートさせました。運営に当たって手を組んだのは、食コミュニティサービス「KitchHike(キッチハイク)」を運営する企業、キッチハイク。2012年に創業したベンチャー企業です。サッポロビールはなぜ今、ベンチャー企業と組んで新サービスを始めるのでしょうか。そこには、大手ビール会社ならではの危機感がありました。
東南アジアに鉄道ラッシュ、注目の企業はどこ?
ベトナムとインドネシアにMRT建設
ASEAN(東南アジア諸国連合)主要国の中でも都市鉄道の建設が遅れていたインドネシアで、来年にもMRT(大量高速輸送鉄道)が開通します。インドネシアと同じく交通インフラの遅れが目立つベトナムでも、相次いでMRTの建設が着工し、駅建設予定地の周辺を中心に不動産開発ラッシュとなっています。この開発ラッシュので注目される企業はどんな企業なのでしょうか。まずは、現地の開発状況を見てみましょう。
34歳女性、結婚詐欺で借金350万「2年以内に完済できる?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は高山一恵氏がお答えします。以前、結婚詐欺にあい、両親が私のために貯めていた貯金も含め、1,500万円近くあったお金をすべて使い果たしてしまいました。その上、消費者金融から借りられるだけ借りて、負債残高は現在350万円ほどあります。両親にはお金を使い果たしたことと、借金があることは言えません。完済後に結婚を考えている人がいるので、できれば2年以内に返したく、月10万円近く返済しています。ボーナスが年間で40万円ほど支給されるので、8割程は借金返済にあて、残りの2/3を貯金、1/3を毎月の生活費の補充にあてています。今のお金のやりくりのままで借金を返済していけるでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、34歳、未婚 ・職業:会社員・居住形態:実家暮らし・手取り月収:25万円・手取りボーナス(年間):40万円ほど・貯金:80万円【支出の内訳】・実家へ:5.6万円・通信費、自動車保険など:2.4万円・生活用品費:1.5万円・定期預金:1.5万円・借金返済:約10
資産形成のために知っておきたい 自分のためと社会のための投資とは
イベントレポート
2018年8月25日、人生100年時代に向けた長期資産形成を学ぶをテーマに開催されたイベント「資産形成1DAYスクール2018」。本イベントでは「貯蓄から資産形成へ」の第一歩として、お金の最新情報や制度、効率的なお金の増やし方を著名ファイナンシャルプランナーが中立的な視点でわかりやすく解説。さらには、運用益が非課税で人気が高い「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」の活用法も紹介し、これから資産形成を始めたいと考えている方から、既に始めているけど復習したい方まで、長期資産形成について学ぶためのセミナーが多数開催されました。その中から本記事では、鎌倉投信株式会社創業者の新井和宏氏によるセミナー「資産形成のために知っておきたい 自分のためと社会のための投資とは」の内容を一部抜粋して紹介します。
生命保険料控除の有効活用してる?節税から考える保険見直し
○万円が節税の効果が一番高く、それ以上は効果が低い
10月、11月ともなれば、来年のカレンダーや手帳が売り出されて、年末が近づいてきたと感じますね。年末といえば、会社員なら年末調整が待っています。その年末調整に添付する保険料控除証明書のハガキが、そろそろお手元に届きはじめます。会社の担当部署から「〇日までに提出してください」と言われて、年末調整の申告書を書いている人も多いはず。でも、節税できて手取り収入が増えていると知れば、年末調整の関係書類に記入する意欲も変わってくるかもしれません。今回は、「面倒くさい」と思って記入している生命保険料控除について詳しく知って、加入している保険が有効に使えているかを考えてみましょう。
年末に向けて株価回復はあるのか?
相場アク抜け時期を探る
10月の世界の株式市場は、スタートこそ9月からの堅調な展開を維持しました。NYダウは最高値を更新し、日経平均株価も27年ぶりの高値を付けた場面がありました。しかしその後、米長期金利の上昇を嫌気して米国株が下落すると、世界的な株安に発展しました。依然、不安定な様相をみせている株式市場、今後上昇トレンドが復活することはあるのでしょうか。
32歳男性「給与より引き落とし額の方が多い月があります」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。漠然と将来に対しての不安があり、投資信託を月10万円、財形を月5万円、積立保険や年金などに月10万円と積み立てていくうちに、金額が徐々に増えてしまいました。その他、自動車保険やカードで支払った交際費などが引かれると、手取り給料より引き落とし額の方が多くなってしまう月があります。上手く家計管理ができるための良い改善策があれば教えてください。ちなみに営業職で、月の給料に変動があります。〈相談者プロフィール〉・男性、32歳、未婚・職業:会社員・居住形態:実家(父と同居)・手取りの世帯年収:1,000万円・毎月の支出目安:50万円・貯金:400万円・投資:650万円※父は72歳年金暮らしです。今は元気ですが、今後の健康状態によっては介護の世話をしなくてはいけないと思っております。
AIが働く主婦たちの仕事を奪う日は来る?
あなたは楽観派、それとも悲観派?
2017年5月、将棋ソフトのPonanza(ポナンザ)が佐藤天彦名人に勝利したニュースは、人間がAI(人工知能)に勝てなくなる時代の幕開けを伝える象徴的な「事件」でした。その「事件」よりも前、既に野村総合研究所は、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らとの共同研究で、日本の労働人口の約49%が就いている職業がAIやロボット等で代替可能と推計する結果を発表していました。もはやSFの世界ではなくなったAIと人間との共存社会。仕事と家庭の両面において、深く現実社会と関わる“働く主婦層”の目には、AIの発達はどのように映っているのでしょうか。
「太陽の沈まない国」がもたらした価格革命(3)
簿記の歴史物語 第34回
「太陽の沈まない国」ことスペイン帝国は、新大陸から膨大な量の金銀を運び込みます。これはヨーロッパの経済全体に大きな影響を与えました。それが「価格革命」です。
「太陽の沈まない国」がもたらした価格革命(2)
簿記の歴史物語 第33回
16世紀、「太陽の沈まない国」となったスペイン帝国は、新大陸から湯水のように金銀を入手することができました。にもかかわらず、王室の財務状況は常に劣悪で、ほぼ20年ごとに債務不履行を宣言するような状況でした。このような状況に陥った理由と、当時のヨーロッパの文化的背景を見ていきましょう。
みんなどうしてる?子どもに話しておきたい家計のこと
「子どもにかかる費用」を伝えるメリットとは?
子どもは知らず知らずのうちに、自分の家の経済状況について気づいてくるものです。それでも、親と子どもとの間では、少なくとも、家計に対する“ギャップ”が存在していると考えます。たとえば、親は子どもには高校まで卒業してもらえればと考えていても、子どもは大学まで卒業したいと考えていることがあるということです。ここには、子どもが大学にかかる学費を漠然としか理解していないことも想定できるのですが、親が学費を用意できないなんて思いもしないという子どももいるはずです。家庭でお金について話しができていないと、このようなギャップを引きずったまま進学を考える時期を迎えることになりかねません。では、子どもにはどこまで家計について話すべきでしょうか。