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開花する「異端」技術、実用化段階を迎えた遺伝子治療
有望な日本企業は存在する?
遺伝子治療がいよいよ実用化の段階を迎えています。これは従来の医薬品の代わりに、治療用の遺伝子を使う技術です。製薬業界で長らく「異端」扱いされてきましたが、昨年、米国で承認が相次ぎ、大きな話題となりました。最近は欧米大手製薬会社による遺伝子療ベンチャーの大型買収も目立ちます。7~8年前まで遺伝子治療が低迷していたことを考えると、隔世の感があります。従来の医薬品では考えられないような治療成績を示したことが背景にあり、今後、本格的な普及と市場の拡大が見込まれます。はたして、日本にもこの分野で活躍が期待できる企業が存在するのでしょうか。
貯金400万の母子家庭「息子の大学資金も老後資金も足りない」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。母子家庭です。息子が現在高校3年生で、私立大学を第1志望にしています。授業料などが年間200万円程度がかかる予定ですが、親としては希望する大学に進学してほしいと思っています。貯蓄額がそれほど多いわけではないので、息子には奨学金を借りてもらう予定でいます。また、家が賃貸なので自分の将来のことがとても心配です。自営業のため退職金などはなく、老後の年金もあまり当てにできません。今からでも将来の年金を増やす方法や、貯金を増やす方法はありますでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、48歳、シングルマザー、子ども1人・職業:自営業・手取りの月収:平均30万円(多い月は60万円、少ない月は15万円ほど)・毎月の支出:30万円(うち貯金3万円)・預貯金:400万円
教育費を投資して失敗、今ならその100万円どう運用するか?
リアルなしくじり体験から学ぶ資産運用の原則
株式市況の盛り上がりを見て投資スタンスが強気になってしまうことはありませんか?今回は20年前のITブーム相場で私自身が失敗した経験から、守って欲しい資産運用の原則と教育費を貯めるのに犯してはいけないNGポイントをお伝えします。
1ドル=111円台、具現化しつつある麻生財務相の発言
日米金利差は節目の3%を突破
5月に入り、ドル円相場は一時1ドル=111円台まで円安ドル高が進んでいます。この動きは円ではなく、ドル主導といってよいでしょう。つまり、ドル全面高という環境下で他の通貨同様、円が売られたという解釈が腑に落ちます。では、ドルが買われた理由ですが、単純に“金利差”と見るべきでしょう。3月29日、麻生太郎財務相は国会の答弁で、「これまでの歴史を見ると、米国との金利差が3%に達すると、必ずドル高円安に振れる。例外は1つもない」との見解を示しました。そうした状況が具現化しつつあるようです。
毎月クレカ頼りの赤字家計、自転車操業から脱却するには?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は高山一恵氏がお答えします。旅行や語学学校に行くための費用を貯めたいと思っていますが、毎月もらっている給料では足りずにクレジットカードに頼ってしまいます。そのため、クレジットカードの支払いが毎月あり、自転車操業になり、赤字で貯金ができません。また最近、携帯を落としてしまい、新しく買ったため携帯代が月2万円くらいかかっています。家計を立て直すためにはどうしたらよいでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、37歳、独身、1人暮らし・職業:会社員・居住形態:賃貸・手取り月収:18万円・毎月の支出目安:15万円
食べながら健康的にやせられる「帳消しダイエット」4つのコツ
太りにくくなる「新・食べる順番」は?
噛めば噛むほどやせる!?チューイングトレーニング太っている人に共通している習慣として「早食い」があります。よく噛まずに早食いをすると胃がふくれても脳は満足感を得られず、すぐにまた食べものを欲するようになるので太ってしまいます。そのため髙橋先生は、帳消しダイエットの「レッスン1」として、よく噛んで食べることをあげています。食事をすることで代謝量が増えることを「食事誘発性熱産生(DIT:Diet Induced Thermogenesis)」といいます。DITは栄養素の種類によって異なりますが、ゆっくりよく噛んで食べることで、急いで食べるときに比べて食後のDITが20倍以上に増加することが報告されています。さらに、肥満を招く食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、少量でも満足感が得られ、無意識に食べる量がセーブされます。その結果、自然に減量ができるのです。「よく噛んで食べる」とは昔からよくいわれていますが、実践できている人は意外と少ないのではないでしょうか。「やせたいけれど、何をすればいかわからない!」という人は、ぜひ次のようなチューイングトレーニングを実践して、「噛む」練習から始めてみてくだ
教育費と老後資金、運用して増やした方がいいのはどっち?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。老後は夫婦で旅行をしたり、余裕のある生活を送りたいと考えています。そのためにボーナスをコツコツ貯めておりますが、今のペースのまま貯めていけば問題ないでしょうか。また、子どもが2人おり、将来の学費として子ども名義で貯めている定期預金があります。貯金ではなく、ジュニアNISAなどを活用して運用した方がいいのでしょうか。その際、注意点などがあれば教えてください。 〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻:専業主婦)、子ども2人(小学生と幼稚園)・職業:会社員・手取りの月収:30万円、ボーナス年100万円(ほぼすべて貯金)・毎月の生活費:23万円・毎月の保険料:終身保険2.3万円、学資保険4.6万円・毎月の貯金:5万円(給与天引き)・総資産:2,400万円(預貯金1,000万円、確定拠出年金500万円、財形貯蓄400万円、有価証券など200万円、子の定期預金300万円ず
優待マニア主婦がまだまだ買いたい5月優待銘柄!
継続保有に期待の3社
春から夏へ昼間の時間も長くなり、私は1年で1番ワクワクしちゃう季節到来です。たくさんお出かけして優待消費も楽しもうと思っています。さて、5月の優待は39社と少ないです。しかし、調べれば、私的にですが「買えるのでは?」「これはまだまだ保有継続でしょ!」と思える銘柄がありましたので3社紹介しますね。※購入は自己責任でよろしくお願いします
最新版『広辞苑』から眺める、最近10年の経済事情
お金のことば23:広辞苑第七版(前編)
朝ドラ、上から目線、がっつり、小悪魔、加齢臭、婚活、自撮り、無茶振り、アプリ、エコバッグ、サプライズ、スマホ、デトックス、パワースポット、リスペクト、レジェンド、マタニティーハラスメント――さて、これらの言葉に共通するポイントは何でしょうか?今年1月13日、岩波書店は『広辞苑』の最新版となる第七版の発売を開始しました。前述の言葉は、その広辞苑・第七版で新たに採録された項目を一部抜粋したものです。後ほど詳しく述べますが、広辞苑の新版が登場するのは「ほぼ10年に一度」のこと。ということは、以上で登場したキーワードは、ここ10年の間に世間に浸透したキーワードである(そのように編集部が判断したキーワードである)とも言えるのです。さて、当然のことながら広辞苑には「経済用語」も載っています。ということは、第七版で新しく登場した経済用語を観察することによって、おおよそ最近10年間の経済動向を振り返ることも可能かもしれません。今回は「広辞苑・第七版で新登場した経済用語」を特集しましょう。本稿はその前編です。
iDeCoよりもまず企業型確定拠出年金を利用した方がいい理由
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。将来に向けて、最近話題の「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を始めようと思います。というのも、老後資金や子どもの教育費、マイホーム資金を貯めるのに、複利の効果を利用して増やすのが一番良いのではないかと思ったからです。この2つは運用益も非課税でとてもお得だと思います。ただ、利用するのは初めてなので少し不安があります。メリット、デメリット、商品選びなどを含め、どのように活用していくとよいのか教えてください。ちなみに、会社に企業型確定拠出年金制度がありますが、選択制ということでしたので自分は利用していません。〈相談者プロフィール〉・男性、36歳、既婚(妻:35歳・専業主婦)、子ども2人・手取りの世帯年収:約465万円・貯蓄:180万円
コスパがいいは要注意?スッキリ暮らして節約できる考え方
モノを減らして必要なものを見極める
SNSで他人の生活が垣間見え、人によっては「節約しなきゃ」「お金がない」と言いながらも、よく飲みに行っていたり、買い物していたり……そんなことまで目にしてしまうことも。「コスパがいいから買った」と投稿する人も多いのですが、買った時点では「安かった」という事実だけで、コストに対してどのようなパフォーマンスをしてくれるかは、使いはじめてからですよね。実はこれが節約の大きな敵となる買い物の仕方。今回は本当の意味での“コスパ”のいいものだけを買い、ムダな買い物はしないための方法をご紹介します。
何を選ぶのが正解?住宅ローンを借りる前に考える3つのこと
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在、16年前に購入した中古住宅の建て替えを検討しています。住宅ローンは完済しています。私の収入は手取りで38万円程度。資産は10年前まで働いていた妻の退職金1,200万円(投資信託等で運用中)と預貯金200万円くらいです。自宅は都心近郊、駅徒歩10分の立地にあります。その自宅を賃貸併用住宅に建て替え、家賃収入などで住宅ローンの4,500万円を返済していく計画です。その際の住宅ローンの金利について「変動金利」「固定金利」「フラット35」の選択に悩んでいます。ご助言をいただけますでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、40代後半、既婚、子供1人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・世帯年収:900万円
暑い日に冷たく栄養補給、「缶入り冷製スープ」に商機あり
市場規模は2年で5倍に
5月も半ばを過ぎ、最高気温が25度を超える「夏日」が増えてきました。暑い日が続くと、どうしても食欲は落ちてしまいがち。そんな時に重宝するのが、冷やしてスッと飲める冷製スープです。毎年、猛暑に関するニュースが増えるにつれて、冷製スープの市場規模も右肩上がり。中でも成長著しいのが、缶入りタイプの商品です。そして、今年この分野でこれまで以上に力を注ごうとしているのが、ポッカサッポロ フード&ビバレッジです。どんな戦略で市場を拡大しようとしているのでしょうか。
“株主優待+配当利回り”で魅力の「厳選2銘柄」を診断
JTとKDDIを深掘りする
日本の株式市場には、世界的に見ても珍しい制度が存在します。上場企業が株主に感謝の意を込めて贈り物をする「株主優待制度」。株主に「お中元」や「お歳暮」を贈るようなものです。本来であれば、企業は株主に対して配当金を支払うことで利益還元するのが筋です。ところが、日本の個人株主の一部に、お金をもらう以上に贈り物(株主優待)を喜ぶ傾向があることから、この制度が存続・発展しています。とても魅力的な制度なので、積極的に活用したほうがいいでしょう。と言いつつ、優待大好き投資家の中には、優待内容しか見ないで銘柄を選ぶ傾向があるので注意が必要です。
REIT投信の資金流出問題は終わったか
構造的問題の整理と検証
昨年のREIT(不動産投資信託)市場は、好調なファンダメンタルズにも関わらず株価は低迷しました。この最大の背景は、J-REITで運用する投資信託(REIT投信)からの資金流出でした。資金流出は最近やや沈静化しています。この問題はでに過去のものとなったのでしょうか。
教育費に不安、それでも3人目を望むなら「脱・専業主婦」を
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。子ども2人の学資保険を200万円で掛けています。月0.5万円、ボーナス時1万円で貯めていますが、大学まで行かせられるのか不安です。また夫婦共に、もう1人子どもが欲しいのですが、望んでもいいのか、諦めるほうがいいのか迷っています。主人の年齢のこともあり、悩んでいます。アドバイスをお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、31歳、既婚(夫:42歳)、子ども2人(2歳・0歳)・職業:専業主婦・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:37~39万円・毎月の支出目安:約28万円(うち貯金8万円)
SNS向けに性能特化、「Galaxy S9」を使い倒してみた
スーパースローGIFを自動作成
会場の大型モニターに映し出されたのは、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」のたかしさんが披露する“オタ芸”。時折スローモーションになる動画は、何ともシュールな光景です。それを見た、タレントの稲村亜美さんが一言。「一般的なオタ芸も、スローモーションになるとカッコいいですね」。その瞬間、会場はドッと笑いで包まれました。これは、5月17日に都内で開かれた「Galaxy S9/S9+ 発売記念イベント」での一幕。Galaxy S9は、直近の携帯電話世界販売台数でトップに立ったサムスン電子が投入する、最新のスマートフォンです。SNS向けの機能を充実させたという触れ込みの最新機種。どんな機能を備えているのでしょうか。
10年後の仕事はどうなる?今売れているビジネス書ランキング
ビジネスパーソンにとって大切な基礎知識
4月5日(木)発売の新刊『10年後の仕事図鑑』が首位を獲得しました。『10年後の仕事図鑑』は、落合陽一さんと堀江貴文さんによる共著。「10年後どころが5年先すら予期できない今、仕事は、会社は、社会は、キャリアはどうなるのか?」という不安に対して、時代の先端をいく2人が、今考えられる社会の姿を語り尽くした一冊です。タイトルに「仕事図鑑」とあるとおり、本書には〈消える職業〉や〈生まれる職業〉を含めた50近くの“職業の未来”をイラスト・解説付きで掲載。また「そういった社会の動きを希望ととるか絶望ととるかは、すべて自分次第である」といい、経営者ですら職を奪われる時代にどうポジションを取るのか、生き方のヒントも与えてくれる内容となっています。