コロナによる自粛でどのような人が外部サービスを利用したのか
試行錯誤しながら新しい生活様式を取り入れていこう
6月に入り、まちにも徐々に活気が戻ってきているように思います。4月7日から約1か月半続いた緊急事態宣言は、私たちの暮らしにこれまでにない緊張感や先行きの見えない不安をもたらしました。家にいる時間が長くなったことから、仕事や育児、子どもの学習、そして家事などを両立できるのか、試行錯誤した方も多いのではないでしょうか。
自粛ムードでストレスは溜まる一方、あなたには相談する相手がいますか?
ソーシャルサポートが心身の健康に影響を与える
新型コロナウィルスが世界的に流行し、連日のように各地の患者の発生や死亡者数などを伝える報道が相次いでいます。十分な準備もままならない中、私たちは働き方や子どもたちの過ごし方、余暇の過ごし方など、日常生活を大きく変えざるを得ない事態となりました。こうした状況は、まだしばらく続きそうです。感染拡大や重症化を防ぐために、私たちにできることは続けていく必要があります。一方で、誤った情報によって特定の商品の買い占めなど、何が正しいのか、いつ終わるのか先行きの見えない状況から不安が助長され混乱も起こっています。私たちは、こうした不安や不信にどのように向き合えばよいのでしょうか。
"SNS疲れ"は女性に顕著?上手く付き合わないとストレスの原因にも
もはや日常に欠かせないツールだからこそ考えたい
“SNS”(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と言えば、みなさんはどのようなサービスを思い浮かべますか。毎日どのくらいの頻度で使っているでしょうか。相手によって使用するサービスを変えることはありますか?ここ数年の間に多種多様なSNSが登場し、世の中にどのくらいのSNSがあるのか正確な数やサービスの内容を把握するのでさえ困難です。またSNSはコミュニケーションツールとしてだけでなく、災害などの有事には、情報発信・情報収集のためのツールとしても、もはや欠かせない存在でもあります。こうしたSNSは人びとにどのように使われ、そしてどのような影響を及ぼしているのでしょうか。今回はSNSによる「つながり」の実態をみていきます。
"人生100年時代"を迎える今、社会とのつながりは本当に必要?
多少の面倒くささを受け入れることが幸せにもつながる
「社会とつながりを持っていることは、長生きや健康に良い影響をもたらす」という話を聞いたことはあるでしょうか。健康を維持したり、長生きのために禁煙や禁酒をしたり、運動を取り入れたりするといった、生活習慣の見直しが大切であることは容易に想像がつきますが、加えて「社会とのつながりを持つこと」も長生きに影響するというものです。こうした研究だけでなく、つながりを持つことの心身への効果については、多くの報告がなされています。私たちにとって社会とのつながりは、家族や地域コミュニティといった身近なものから、学校や会社、そして趣味やあるテーマに興味・関心のある人たちの集まりなど様々です。加えて、インターネットを通じたつながりも含めると、社会との関わり合いなくして生活する方が難しい、ともいえるでしょう。一方で、高齢期を迎えた人が、定年退職や、配偶者・パートナーが不在となることなどをきっかけに社会と接点が減少し、孤立してしまうことが問題視されています(いわゆる社会的孤立)。人生の大きな区切りを迎えた時、その後をどのように過ごしていくか…。今回は、社会参加活動の実態と幸せとの関係について考えていきます。
騒音やゴミ出し問題…「近所づきあい」は本当に厄介なもの?
データからみる日本のご近所づきあい
みなさんは、お住まいの地域でご近所とのおつきあいはどうしていますか?挨拶したり、ときどき世間話をしたり、回覧板を回したり、一緒に清掃活動したり、お祭りなどのイベントに参加することはあるでしょうか。「近所づきあい」といえば、トラブルをどのように避けながら、適度な距離で近隣住民と交流していくか…といった、少し「やっかいなもの」として話題やニュースになることが少なくありません。騒音やペットのこと、地域によって分別方法が異なる「ごみの出し方」のトラブルはその典型例かもしれません。また、自治会や町内会の班長などの役割が持ち回りでくると、隣近所だけでなく区画全体に関わることになるので、負担に感じることもあるでしょう。一戸建てかマンションなどの集合住宅などの住まいの形態によっても、隣近所とのつき合い方はさまざまです。こうした、ネガティブな印象をもたれがちな「近所づきあい」ですが、では、人びとは本当に近所づきあいを「したくない」と思っているのでしょうか。