コロナ禍でもなんとか黒字化!ピンチをチャンスに変えたホテル経営者の経営ノウハウ
サービスを因数分解する
前回は、コロナ禍の中で都内のホテル・民泊経営者として直面した苦境と、業界として意外に豊富なキャッシュフローがあることを書きました。今回は、私のような小規模ホテル経営者が、コロナ禍をどう乗り越えていくのかということを記したいと思います。
売り上げゼロでも、1年半なら生き延びられる?都内ホテル経営者が経験したコロナ禍
都内はGo To トラベルキャンペーンから除外
6年前に民泊の会社を起業し、計1200床ほどを運営してきました。 2019年には都内で35床の自社ホテル「MANGA ART HOTEL,TOKYO」(東京都千代田区)をオープンしました。「一晩中漫画体験ができるホテル」として、日本語、英語の漫画5000冊を揃え、宿泊予約サイトでも高評価を得て稼働率はほぼ100%が続き、うち40%は外国人観光客でした。そんな中で突然起こったコロナ禍。今年3月ごろから客足はピタッと止まり、今ではほとんど予約は入らず、開店休業状態が続いています。「大変でしょう」と様々な方に言われますが、実は意外にも、ホテル業界は今、潤沢なキャッシュフローを持っています。今回はコロナ渦中のリアルな経営者の経験と、ホテル業界の実情を語ります。
『サラリーマン金太郎』と『ナニワ金融道』から学ぶ営業テク
半年で5000冊の漫画を読んだ元楽天トップ営業マンが語る
はじめまして。一晩中漫画を読めるホテル「MANGA ART HOTEL,TOKYO」(東京都千代田区)を運営している御子柴雅慶です。新卒で楽天に入社し、ECコンサルタントとして広告営業を行っていました。 その頃、営業部500人中、広告営業成績が全国1位でした。無類のマンガ好きとして、マンガから学んだビジネススキルを紹介したいと思います。「ダメな営業」とは何でしょうか。営業では、商品の売り方次第で、人によって天と地ほど売り上げに差がつきます。営業という職種ほど、成果が数字化しやすいものはありません。楽天時代から今に至るまで、自分を含め、売れないダメな営業マンを見てきました。売れない営業マンの特徴は、以下にあると考えます。(1)マネタイズ(モノやサービスの対価を換金すること)が早い(2)取引の持ちかける内容が信用残高に見合っていない(3)アフターケアができない これら3つの特徴について、2つのマンガ作品の具体的なエピソードから学ぶべき、営業マンにとって必須のテクニックをご紹介します。