全国民をがっかりさせたはずのフジHDの株価が急騰! 考えられる2つの理由は?
株主総会では歴史に残るドラマが起きる可能性
2024年末に発覚した中居正広氏の女性トラブルは、フジテレビ社員の関与が疑われる報道により、同社の信頼を揺るがす事態となりました。
一見好決算も株価は対照的な「ユニクロ」と「無印」、明暗を分けた要因とは?
両社の明確な違い
ほぼ同時期に25年8月期第1四半期決算を発表したファーストリテイリングと良品計画。どちらも日本の小売業を代表する企業であり、グローバルでも存在感を放っています。両社はともに増収増益を達成しながらも、決算発表翌日の株価の動きは対照的でした。良品計画は6%以上の上昇を見せた一方、ユニクロを展開するファーストリテイリングは6%以上の下落を記録。なぜこのような明暗を分ける動きとなったのか、決算内容を深掘りします。
自分が株主の企業に不祥事ニュースがあった場合、あなたはどう行動する? 模範的な投資家の行動とは
不祥事のニュースは投資家の良い教材
株式投資をしていると、突然の不祥事ニュースに巻き込まれてしまうことがあります。業績好調で、株価が上昇中にそういったニュースがあった場合、株の投げ売りが起きることは避けられません。もし自分が株主である企業にこういった報道があった場合、どういう行動を取るべきでしょうか? まさにわたしが最近巻き込まれた事例で考えてみたいと思います。
ソニーGによる買収報道でKADOKAWA株が急騰、そして急落…投資家はどう動けばいいのか
噂で買われ、事実で売られる
2024年11月19日、KADOKAWAがソニーグループによる買収協議の報道を受けて株価が急騰。しかし、その後の第三者割当増資の発表で急落しました。このような急騰急落時に、投資家はどうするのがよいのか、その背景と対応策を解説します。
決算好調な「くら寿司」&「スシロー」、株価は明暗が分かれる結果に…要因は、株主優待と寿司ネタ?
インバウンドが喜ぶ仕掛けを作るも…
画像:くら寿司「2024年10月期決算短信〔日本基準〕(連結)」2024年12月11日、くら寿司(2695)が、2024年10月期の本決算発表を行いました。①売上高234,950(百万円)②前年比11.1%でこれは過去最高を更新です。③営業利益も5,699(百万円)、④前年比132%と、大幅な増益となっており、文句なしの着地。とくに売り上げの80%近くを占める国内が好調で、業績を押し上げています。ところが、決算発表翌日には、株価は-15.8%と大きく下落しました。その理由は、ふたつあります。
自社株買い、増資、売り出しは投資チャンスになりやすい? 株価に与える影響
ほぼ確実に株価に影響を与える材料
株価は、長期的に見れば、利益の成長に比例します。それを信じるならば、投資家はその会社の利益の変動のみを注視すればよいことになります。ところが、そうは簡単にいかないのが株式投資のむずかしさ。短期的には、さまざまな雑音によって上げたり下げたりしますので、その理由が分からない投資家は、右往左往します。
「一風堂」「町田商店」「山岡家」ラーメン銘柄、御三家は株価も業績も一人勝ち状態 頭一つ抜けているのは?
3社の今後の株価はいかに
めっきり寒くなってきて、外出先でも温かいものを食べたくなります。まっさきに思いつくのは、ラーメンですが、相変わらずインバウンド客で混み合っており、なかなかありつくことができません。これからさらに繁忙期に入るとなると、人気のラーメンにありつくためには、長時間、行列に並ぶ覚悟が必要です。そうなると、ふたたびラーメン銘柄の動向が気になってきます。この連載では、ラーメン御三家として力の源HD(3561)、ギフトHD(9279)、丸千代山岡家(3399)を過去2回、2023年8月と12月に取り上げています。そこからほぼ1年たちましたので、3社のその後をチェックしてみましょう。株価が大躍進したラーメン株、御三家に伸び代はまだあるのか?(2023年8月掲載)秋まで株価が大躍進のラーメン株、御三家の順位に変動。業績は好調なのに株価が下げ止まらない原因とは?(2023年12月掲載)
次の食品ブームは「焼き芋」? 個人投資家が【ドンキ】に目を付けた理由
海外での伸びも期待
グラノーラ、タピオカ、高級食パン…。こういった食品ブームが起こったときには、必ずといっていいほど株価が暴騰する銘柄があります。グラノーラはカルビー(2229)、タピオカは神戸物産(3038)、高級食パンは、OSGコーポレーション(6757)。ブームの恩恵を受ける銘柄をいち早く見つけた先回り投資は、投資家冥利につきます。じつは今、次の食品ブームがじわじわと起きています。それに気づいたのは、6月に発売された四季報夏号のイーサポートリンク(2493)の記事欄でした。「【開拓】農業支援は東南アジアの焼き芋ブームでサツマイモ販売に注目」とあり、「焼き芋ブーム?」とページをめくる手が止まりました。
西の「京阪」東の「相鉄」、インバウンドで好調な中堅鉄道会社の決算&株価騰落率を比較
見過ごされたインバウンド銘柄を探る
2024年は、3月、6月、11月と3度、関西方面へ出かけ、その都度、大阪・京都の外国人観光客密度の高まりを感じました。株式市場の投資テーマとしてのインバウンド銘柄は、散々物色されており、いっときの熱狂は若干落ち着いた感があります。とはいえ、国を問わず世界各国から訪れる人たちを見ていると、今後もじりじりと海外旅行者数は増え続けるであろうと確信を持っています。観光地の賑わいを見るたび、やはりインバウンド銘柄は、何か長期保有しておきたいという投資家魂がうずうずします。直近11月に関西を訪れたときは、大阪から京都まで京阪電車で移動しました。というのも、極めて個人的な事情ですが、京阪電車を借り切って行われるイベントに参加したためです。そこで初めて乗車したのですが、地元の友人曰く、京阪ではよくそういったイベントが行われているとのこと。大阪から京都までは貸切でしたが、復路は一般車両に乗車。そこで感じたのは、私鉄にもかかわらず外国人が多いこと。JR各社はインバウンド銘柄として早くから目をつけられていましたが、私鉄となるとそこまで規模が大きくないため、案外見過ごされているように思います。考えてみれば、イ
冴えない決算の「オリエンタルランド」、過去最高売上の「サンリオ」株価はどう動いた?
勢いづくサンリオ、いよいよ底値かオリエンタルランド
以前、猛暑によってダメージを受けているオリエンタルランド(4661)と、屋内テーマパークで涼しい顔のサンリオ(8136)を、第1四半期決算の結果を比較しつつ紹介しました。上場来高値更新中の「サンリオ」、冴えない「オリエンタルランド」明暗を分けたのは猛暑の影響?その後も、オリエンタルランドの株価は、年初来安値をだらだらと更新する展開。一方のサンリオは、年初来高値をぐいぐい更新するといった両極端となっています。画像:TradingViewより直近、両社がともに2025年3月期の第2四半期決算を発表しました。
猛暑で売り上げ爆増のアイスクリーム業界「森永乳業」「森永製菓」「井村屋」3社で好調なのはどこ?
勝負は次回の決算
年々、夏の暑さが厳しくなり、さらに長くなっているような気がします。実際、2024年の東京の夏日の日数は、153日と観測市場最多を更新しています。また、東京の熱帯夜(日中の最低気温が25℃以上の日数)は、過去10年の平均と比べて大幅に増加し、60日以上となっています。夏の長期化が業績に影響を及ぼす業界といえば、いちばんに思いつくのはアイスクリームではないでしょうか? わたしの娘は、学校帰りに必ずアイスをふたつ買ってきて、帰宅直後と、お風呂上がりに毎日食べています。わたしも2024年の夏は、いつも以上にアイスを食べたように思います。
眼鏡の「Zoff」が上場、競合上位3社で投資対象として魅力的なのはどの企業?
低価格帯と高価格帯で2分化された眼鏡業界
少子高齢化で日本経済全体は縮小傾向にある中、じつは眼鏡業界はゆるやかに成長しています。というのも、団塊ジュニア世代の高齢化で老眼鏡ニーズが拡大していることや、スマホの普及で近眼の低年齢化が進んでいることなど、眼鏡愛用者率が増加しているためです。また、PC眼鏡やサングラスなど、視力が悪くなくてもかける眼鏡の需要が伸びていることも追い風です。
英語学習サービス「プログリット」の決算から見る、株価上昇銘柄の特徴とは?
2022年9月上場の成長株
日本人が英会話スクールに払っているお金は、なんと1,650億円(株式会社プログリット「事業計画及び 成長可能性に関する事項の開示」より)だそうです。思えば、わたしも今まで数々の英語学習に時間とお金を注いできました。マンツーマンの英会話スクール、オンラインの英会話スクールといった対面で教えてもらうスタイルをはじめ、ラジオ英会話やリスリング教材など、正直自分でも覚えていないほどいろいろ試してみました。結果、今もまったく英語には自信がありません。ここ最近は、今さら英語学習に時間とお金を使うのはもったいない。翻訳ツールも発達したし、日常的に英語を使うことなんてないのだから、無駄な自己投資はやめようと思っていました。
年初来高値を更新した「東京靴流通センター」の【チヨダ】、好調の要因は”簡単に履ける”靴?
ライバル企業の行方
会社四季報を読んでいて、「ん?」と何かが引っ掛かることはよくあります。最新号の秋号でもさっそく「ん?」となりました。それは、「シュープラザ」や「東京靴流通センター」などを展開する靴量販手大手のチヨダ(8185)の記事欄です。
「石破ショック」の中で逆行した防災3銘柄、快進撃は続く? 直近の決算をよむ
3社の株価はどう動いた
自民党総裁に石破茂氏が当選し、株式市場は大きく動揺しました。投資家は、日銀の金利引き上げに反対、経済政策に積極的な高市氏の当選を先読みし、円安株高が先行していたためです。総裁選当日の27日(金)の日経平均終値は、39,829円で、この1週間だけで2,105円上昇しました。ところが、取引時間後に石破氏の勝利が決まったとたん、急激に円高が進み、シカゴ先物取引所の日経平均先物は37,520円に大暴落しました。
23年12月上場”ゆとり”世代が主役のアパレル企業「yutori」、決算は想定超えも懸念はある?
上場直後の勢いが継続できるか
上場企業の社長と言えば、ビシッとスーツを着たお堅い雰囲気か、もしくはジャケットにTシャツ、素足に革靴のようなシリコンバレー風です。わたしは、企業のホームページで、社長のメッセージを読むのが趣味なので、数多くの社長の風貌を見ていますが、だいたいこの2パターンに収まります。ところが、その枠組みにまったく収まらない風貌の社長が登場し、がぜん興味が湧きました。
円安で苦しんだ100円ショップ、円高で勝つのは? 上場している企業3社【セリア】【キャンドゥ】【ワッツ】の有望株を探る
投資家は、優等生でなく変化を選ぶ?
とあるWEB記事で、旅行に便利な100均グッズ特集を見かけ、「なるほど、これは便利」とさっそく最寄り駅の近くにあるセリアに行ってみたところ、想像以上に人が多く驚きました。投資家目線で見ると、これだけ物価が上昇する中、100円を維持するのは相当厳しく、利益率の低下が危惧されます。一方、消費者目線で見ると、「何もかもが値上げする中、100円で買えるなんてなんとありがたい!」と、まったく真逆の評価になります。ただ、最近は、原材料の価格に大きく影響する為替が、いっときの1ドル160円台から140円ぎりぎりのラインまでドル安円高となっています。これは、今まで苦しんできた百均ストアにとっては、かなり追い風となります。となれば、今後の株価上昇も期待できるかもしれません。そこで、上場している百均企業3社(セリア、キャンドゥ、ワッツ)の株をこれから買うとしたら、どこが有望か考えてみましょう。
上場来高値更新中の「サンリオ」、冴えない「オリエンタルランド」明暗を分けたのは猛暑の影響?
「富士急」「ラウンドワン」はいかに…
ここ数年、気温35度を超える猛暑日が当たり前のように続くのが、日本の夏となりました。この時期に、観光に訪れた外国人の方にとっては、日本の印象が悪くなるのではないかと心配です。最近では、熱中症のリスクが高い日には、外出を控えて、エアコンの効いた室内で過ごすよう自治体からアナウンスが流れてきます。とくに小さいお子さんや、年配の方がいれば、酷暑での外出は、命取りになりかねません。 9月2日に発表された気象庁からの資料によると、2024年の7月の全国の平均気温は、去年の記録を上回って過去1位となっています。8月も連日「暑い」が合言葉になっていましたから、おそらくこちらも高記録となりそう。さらに、気象庁の見通しでは、9~10月も平気気温は高い見込みとなっています。この暑さのせいでしょうか? 日本のテーマパークのツートップ、オリエンタルランドとサンリオの株価の明暗が、ぱっきり分かれています。