はじめに

個別株に迷ったら? ETF・投信で分散投資という選択

図
個別株の選定が難しいと感じる場合は、テーマ型の投資信託やETFを利用するのも有効です。

例えば、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「インバウンド関連日本株ファンド(愛称:ビジット・ジャパン)」は、2015年9月に設定された投資信託で、少額からインバウンド関連銘柄に分散投資できる点が魅力です。2025年6月2日時点の基準価額は19,689円です。

2025年4月末の月次レポートでは、任天堂、カカクコム、日本電気、良品計画、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三越伊勢丹ホールディングス、サンリオ、オリックス、ラウンドワンなどが組み入れ銘柄として挙げられています。また、グローバルX レジャー&エンターテインメント(2645)は、レジャーおよびエンタメ関連の日本企業に投資する、高い成長可能性を狙ったETFです。

投資信託やETFを選ぶ際は、コストや投資目的を確認するとともに、目論見書の内容もしっかりチェックしておきましょう。

インバウンド投資のリスクと今後の見通し

為替の円高進行や地政学リスク、消費スタイルの変化など、インバウンド需要は不確実性も伴います。「インバウンド関連だから安心」とは限りません。構造的に成長を取り込める企業を見極め、恩恵を享受できる銘柄に投資していくことが、今後のインバウンド投資の成否を分ける鍵となるでしょう。皆様の投資の一助にしていただければ幸いです。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]

この記事の感想を教えてください。