はじめに

持ち家の費用は「長い目」で見ることが大切

持ち家にかかる主な3つコストを整理しました。見落としていたものもあったのではないでしょうか。どのコストも、見えにくいけれど避けられない費用です。人口減少、土地価格の二極化、自然災害の多発、物価の上昇など大きな変化が起こっている今、こういった費用をご自身の家計で負うことにはリスクがあります。

よく持ち家の方がトク、といった主張もありますが、「家賃と同じく持ち家も維持費がずっとかかる」という点で、実は支出構造の違いだけで、どちらも“住まいにお金をかけ続ける”ことに変わりありません。

費用の負担は可能なのか、その他の費用との兼ね合いのバランスなど、長い時間軸で確認し、今「買えるか」ではなく「維持できるかどうか」を見極めることが、後悔しない家の買い方につながります。

もし今、「このままで大丈夫かな」と不安に感じているなら、それは“ちゃんと迷いたい”という大切な気持ちのあらわれです。家を持つという選択は、その後の生活とつながっているからこそ、立ち止まることには大きな意味があります。

家を買おうか迷っている方も、すでに買った方も、一度立ち止まってこの先の「家のお金」について見直してみましょう。

あなたの収入の適正ローンはいくら? お金のプロが家計を無料診断[by MoneyForward HOME]

この記事の感想を教えてください。