はじめに
メタプラネット(3350)
ビットコインの保有・運用を行うメタプラネット(3350)は、6月3日に売買代金が2220億円となり、全市場でトップとなりました。この数字は、同社が上場するスタンダード市場の売買代金の66%を占めています。ビットコイン事業以外にも、ホテル運営会社やメディア事業を傘下に持っています。6月2日に、ビットコイントレジャリー戦略の一環として、1088BTCを追加購入したと発表しました。平均購入価格は1BTCあたり1551万9019円で、総額は約168億8500万円です。
2025年1月に発表した、「21ミリオンプラン」では、第13回から第17回新株予約権が発行され、2年間の行使期間が設定されていました。しかし、わずか3か月余りで全額行使が完了し、約933億円の資金調達に成功し、ビットコインを購入しました。
6月5日には、さらに5億5500万株の新株予約権を発行し、約7673億円の資金を調達してBTCを追加購入する計画を発表しました。同社によると、これは日本最大規模の新株予約権の発行であり、市場価格に応じて行使価格が調整される「行使価格修正条項付き新株予約権」が、国内で初めて現在の株価水準以上で発行された事例だと説明しています。しかし、ビットコインが大幅に下落した場合、同社の株価は大幅に下落する可能性があります。
グロース市場の売買代金が過去最大に
6月10日はグロース市場の売買代金が3693億円と過去最大となりました。
2025年に入り、グロース市場が堅調に推移していること、宇宙スタートアップ企業のispace(9348)が月への着陸に向けて降下を始めた月面着陸船との通信回復が見込めず、月面着陸を確認することが難しくなったことで株価が大幅に下落し、売買高が増加したことが要因となりました。
時代は変化します。その時々の相場の流れを把握し、過去に囚われないことも重要だと学びました。
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