はじめに

ポイ活上級者が愛用するプリペイドカードとは?

ここでもう一つ注目したいのが、ポイ活の上級者が愛用するプリペイドカード「IDARE」です。IDAREは残高に対して年率2%相当のボーナスが毎月付与される珍しいプリペイドサービスで、平均残高1万円なら年間200円分が受け取れます。定期預金の利息が年0.5%程度にとどまる現状を考えると、2%は破格といってよいでしょう。しかも2025年7月の仕様変更で、このボーナス残高をdポイントへ直接交換できるようになりました。交換したボーナスはdポイント増量キャンペーンの対象にもなるため、実質的に“年率2.2%”まで利回りが高まる計算になります。

仕組みを少し掘り下げてみましょう。IDAREでは残高に対して年2%相当が毎月加算されます。たとえば平均1万2千円を保有すると年間240円、毎月20円のボーナスが付与されます。年2%のボーナスを得るには「毎月のボーナス付与予定額の5倍に相当する入金」が必要で、月20円の利息を維持する場合は毎月100円の入金が条件です。

IDAREの残高上限は100万円ですが、現実的な最大活用例として残高96万円を維持すると、年間で19,200円、月あたり1,600円のボーナスが付与されます。この1,600円を得るには5倍にあたる毎月8,000円の入金が必要です。さらに、この1万9200円分をdポイント増量キャンペーンに充てれば1,920ポイントが上積みされ、合計2万1120円分になります。なお、IDAREのボーナスには有効期限がないため、dポイント増量キャンペーンの開催を待ち、まとめて投入する戦略が可能です。

IDAREはチャージ時にも追加還元を上乗せできます。クレジットカードからチャージすればカード本来のポイントを獲得でき、指定口座振込の場合はIDARE側が1%相当を上乗せしてくれます。どちらの入金方法でもチャージ後の残高には年率2%相当のボーナスが毎月付与されるため、入金と残高の両面からリターンを重ねて取れるのがIDAREの魅力です。

安全性については、IDAREは銀行預金と異なり元本保証ではありませんが、資金の50%超を法務局へ発行保証金として供託しており、万一の破綻時にはその範囲で優先返金を受けられます。全額返金が保証されるわけではない点に注意しつつ、2%の高利回りとリスクを天秤にかけて入金額を調整するとよいでしょう。

dポイント増量キャンペーンは、ポイントを最大化するポイ活テクニックとして中心的な存在です。IDAREのボーナスもdポイントへ乗せることで価値が一段と高まります。リスク管理を踏まえつつ、この二つを組み合わせることでポイ活の効率を大きく引き上げられるはずです。ぜひご自身のポイ活戦略に組み込んでみてください。

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