はじめに
前回の記事では、「国の制度」の就学支援金の申請のポイントについてお伝えしました。
本記事では「東京都の制度」である「授業料軽減助成金(都民対象)」の申請のポイントについてお伝えしていきます。
締切が2025年7月31日(木)ですので、期日は迫っています。また、システム操作には30~40分程度かかる場合もあります。時間に余裕をもって申請しましょう。
「国の制度」とは、事前に準備するものがまったく異なりますので、目を通していただき、スムーズに進めるためのポイントを押さえましょう。
特に間違いやすいポイント、わかりづらいポイントを「★要注意ポイント!」の印をつけましたので、事前にチェックしてから申請いただくとスムーズかと思います。
「都の制度」の授業料軽減助成金の申請の事前準備は?
まず、入手したいのが「住民票」と「課税証明書」です。マイナンバーカードがあれば、コンビニにあるマルチコピー機ですぐに入手できます。さらに、「子どもの生徒手帳」が必要なので、子どもから預かりましょう。
<事前に準備するもの>
①住民票
「世帯全員の続柄の記載があるもの」「マイナンバー(個人番号)の記載がないもの」
「申請日前3カ月以内発行のもの」で準備を。事前にスマホのカメラを使ってタテで撮影しておくと後で便利です(申請途中にスマホで撮影もできます)。
②父母それぞれの課税証明書(または非課税証明書)
父母の「令和7年度 課税証明書(または非課税証明書)」源泉徴収票などは使えません。事前にスマホのカメラを使ってヨコで撮影しておくと後で便利です(申請途中にスマホで撮影もできます)。
※①②ともに、マイナンバーカードがあれば、コンビニのマルチコピー機で入手できます。一般的に、マルチコピー機なら1通200円で、窓口1通300円よりお得です。一部の区では、もっと安い場合もあります。
③子どもの生徒手帳
学校名と氏名が確認できる書類として、学校が発行した生徒証や合格通知等でもOK。撮影しておくと後で便利ですが、申請途中にスマホで撮影もできます。
④振込口座情報がわかるもの
通帳かキャッシュカードの実物。撮影しておくと後で便利ですが、途中でスマホで撮影もできます。
⑤ユーザID(メールアドレス)とパスワード
現在高2生や高3生の場合、もしくはきょうだいがいて過去に申請したことがある場合は、ユーザID(メールアドレス)とパスワードを準備しましょう。パスワードがわからなくなった場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」からパスワード変更が可能です。
では、所得制限なしで東京都民全員が受けられる「授業料軽減助成金」の申請のポイントを詳しくお伝えします。