はじめに

孤独が健康に与える影響

「孤独」が健康に大きな影響を与えることも、研究から明らかになってきています。米国のブリガム・ヤング大学のジュリアン・ホルト・ランスタッド教授の研究では、社会とのつながりが弱い人は強い人に比べて、早期死亡リスクが50%高いとされています。そして「社会的なつながりの欠如は、1日15本の喫煙に相当する」とも警鐘を鳴らしています。

また、シカゴ大学の心理学者ジョン・カシオポ教授は、極度の孤独は高齢者の早期死亡リスクを14%高める可能性を示しました。孤独を強く感じると睡眠障害、免疫機能低下、高血圧、うつ病などを引き起こすこともわかっています。

大切なのは「つながり」

老後に「孤独」を楽しめる生活が送れれば理想ですが、「孤独感」に押しつぶされてしまう状態は避けたいものです。この「孤独感」は、SNSなどインターネット上でのつながりだけでは解消できません。

本当に必要なのは、家族・趣味仲間・地域のコミュニティといった「リアルなつながり」です。

密接で信頼できる人間関係を築き、社会との関わりを持ち続けることが大切です。そのためには、日頃から人とのコミュニケーションを意識し、自分から関係を築いていく姿勢が求められます。 老後資金は失敗できない!あなたが今からできる資産形成の始め方、お金のプロに無料で相談![by MoneyForward HOME]

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