はじめに

夏の終わりは、家の中の汚れをリセットする絶好の機会です。暑さが和らぎ、年末の大掃除に向けて準備を始めるのに最適なこの時期に、特にきれいにしておきたい5つの場所とその理由をご紹介します。


1. エアコン:フィルターと内部の乾燥

夏の間フル稼働したエアコンの内部は、結露とホコリによってカビや雑菌が繁殖しやすい環境になっています。このまま放置すると、カビの胞子やアレルゲンが残ったままになり、冬に暖房を使い始めた際に温風とともに室内に撒き散らされ、健康被害や不快なニオイの原因となります。

また、フィルターが目詰まりすると冷暖房効率が低下し、無駄な電気代につながります。夏の終わりにフィルター清掃と、送風運転による内部の乾燥を徹底することで、カビの繁殖を抑え、次のシーズンも快適かつ省エネで使い始めるためのメンテナンスが完了します。

【掃除方法】
・フィルターは取り外して中性洗剤で洗い、しっかりと乾燥させてから元に戻す
・ルーバーや吹き出し口のホコリ、カビをしっかりと拭き取る
・最後にエアコンを使った後は、半日ほど「送風」運転で内部を乾燥させる

2. 冷蔵庫:庫内と製氷機のクリーニング

夏は食品が傷みやすく、飲み物や生鮮食品の出し入れも多いため、冷蔵庫内は汚れや雑菌が付きやすくなっています。特に扉のゴムパッキンはカビが生えやすく、庫内にこぼれた汁などはニオイの原因になります。

また、氷を大量に使う製氷機も、給水タンクや製氷経路に水アカやカビが発生しやすい場所です。夏の終わりに食品を整理し、庫内を拭き掃除して清潔にしておけば、食中毒のリスクを抑えられます。製氷機も洗浄・乾燥させておくことで、衛生的に冬を迎えられ、年末の掃除の負担も大幅に軽減できます。

【掃除方法】
・冷蔵庫の中身をすべて取り出し、アルコールシートなどで庫内を拭き掃除をする
・製氷機能は、100円ショップなどで手に入る専用洗剤(クエン酸と食紅のセット)を使って掃除する

3. カーテン・ラグ:汗とホコリを除去

夏の間、カーテンは強い日差しや排気ガス、ホコリにさらされ、ラグやソファカバーは汗や皮脂を吸い込んでいます。これらの布製品にはホコリやダニが大量に潜んでおり、特に夏の高い湿度で繁殖しやすくなっています。

夏の終わりは気温が高く日照時間が長いため、厚手のカーテンやラグもしっかり乾かすのに最適です。これらをまとめて洗濯し、ダニやアレルゲンを取り除くことで、室内環境を清潔に保ち、アレルギー症状の予防にもつながります。

【掃除方法】
・カーテンを取り外し、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う(※高価なものはクリーニング店に出すのがおすすめです)
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