はじめに

医療保険やがん保険などもワンコインで備える

登山やドライブ、レジャーだけでなく、日常生活の「もしも」にもワンコイン前後で備えられる保険があります。ここでは、代表的な少額保険を紹介します。

・個人賠償責任保険
日常生活で他人にケガをさせたり、物を壊したりした場合に備える保険です。通常は、火災保険や自動車保険の特約として加入しますが、日本生命の「まるごとマモル」は、単独で加入できます。

保険料は年間2,360円(月額約197円※)で、個人賠償責任の保険金額は無制限です。自転車保険としても活用ができます。また補償範囲は広く、同居の家族、別居の未婚の子ども、さらには別居の父母までも補償されます。例えば、地方で暮らす親の認知症による損害賠償にも対応します。

※保険料払込方法は「一時払」のみ

・医療保険
医療保険も保障を絞ったシンプルな商品があり、500円前後で入ることができます。

PayPayほけんの「これだけ医療」お手軽プランの場合、入院一時金5万円、がん診断5万円という保障で、30歳であれば月額560円です。SBIいきいき少額短期保険「医療保険」は、入院日額1,000円という保障で、54歳女性ならば月額500円です。ただ、保険料が安いので、保障内容はかなり限定的です。

・がん保険
太陽生命の「がん・重大疾病予防保険」は、30歳男性で月額533円、30歳女性で月額637円で入れます。保障内容は、がんの診断確定や重大疾病時に100万円が受け取れます。

・所得補償保険
病気やケガで働けなくなったときに、収入の一部を補償する保険です。日新火災海上保険の「働けないときの保険」は、月額500円から加入できます。働けない状態が続いた場合に、月額の保険金を受け取ることができます。

・変額保険
資産形成も視野に入れたい人には、少額から始められる変額保険もあります。三井住友海上プライマリー生命の「AHARA(アハラ)」は、500円からの積立ができて、一部解約時も手数料がかかりません。保険金額が少額なので、気軽にお試しできる点が魅力だ思います。もちろん死亡保障は付いています。

ワンコイン保険は賢く組み合わせて使うのがポイント

ここまで、ワンコイン(500円前後)で加入できる保険を紹介してきました。登山保険やレジャー保険などのように、決まった期間のリスクをカバーできるという保険は、とても便利です。必要なときに、必要な補償・保障を得られるように、賢く使いこなしたいですね。

ただし、保険料を安く抑えている分、万が一大きなトラブルに遭遇したときには、補償・保障が足りなくなるかもしれません。そのため、こうしたワンコイン保険は単独で使うのではなく、他の保険と組み合わせて、足りない部分を補強しながら活用するのがよいでしょう。保険料を払いすぎていませんか? お金のプロがあなたにあった保険を診断 [by MoneyForward HOME]

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