はじめに
3. 資産「仕組みとルールで“自動化”できる」
資産運用や貯蓄は、世の中の状況に左右される側面もありますが、日々のルールづくりや仕組み化によって大きく安定させることができます。
▶自分でできないこと(例)
・相場の上下
・為替・金利の変動
・税制・社会保険制度の改定
相場や為替、社会制度などは、個人がコントロールできないものです。そのため、悪い方の影響を受けることのないように、どちらに動いてもよいように備えることが必要です。
▶自分でできること(例)
・毎月の貯蓄・投資の自動化(自動引き落とし・積立設定)
・投資配分の見直し(リスク許容度に合わせたバランス)
毎月の積立額を考えてコツコツ貯めていったり、投資にお金をまわしたりすることは、自分でできることです。「やろう」と思ったら、すぐに行動に移して、気分もすっきりさせてしまいましょう。
一つの資産だけを持っておくと、その相場の下落や為替・金利の影響を受けて、資産が減ってしまう可能性があります。そうならないように、幅広い資産に分散投資をしておくことがのぞましいです。
また、制度は変更がよく行われますので、ニュースを時々チェックしましょう。手当や補助金などは、自分で申請しないと受け取れないケースがほとんどですので、自分からしっかり調べにいき、手続きを忘れないようにしましょう。
「できること」には集中し、「できないこと」には仕組みで備える
ここまで紹介したように、家計を見直し、資産アップを目指すには、「できること」と「できないこと」の境界線を引いて、それぞれ対策を立てることが大切です。
日々忙しいなか、心身ともにがんばるには限界があります。そのため、家計管理や資産アップに関しては、できるだけ省エネでいきたいもの。
「できること」に集中し、「できないこと」には備える――。そんなスタンスが、ストレスを減らし、家計にもゆとりをもたらしてくれます。
まずは今日から、「できること」を一つずつ選んで、動き出してみませんか。
「私、同年代より貯蓄が上手にできていないかも…」お金の悩みを無料でFPに相談しませんか?[by MoneyForward HOME]



