はじめに
楽天証券の勢いが止まりません。2026年1月6日、同社は少額投資非課税制度(NISA)口座数が業界最多の700万口座を突破したと発表しました。2024年12月の600万口座達成から、わずか1年強で100万口座を上積みした計算です。
2025年12月末時点では、新NISAの預かり資産残高が10兆円を超えたことも公表されました。手数料無料化やポイント還元など「楽天経済圏」を活かしたサービスが、多くの投資家から支持されています。
初心者でも「空売り」可能に、新サービス「らくらく信用」
1月31日からは「らくらく信用」の提供が始まります。これは、投資未経験者でも利用しやすいように設計された信用取引サービスです。
特徴は、レバレッジを自己資金の1倍に制限し、取引上限を500万円としている点です。現物取引ではできない「売り(空売り)」や、同一資金での1日複数回の取引(差金決済)が可能になります。
「空売り」の仕組み
空売りは、手元にない株式を証券会社などから借りてきて、現在の価格で売却し、その後株価が下がったところで買い戻して差額の利益を得る投資手法です。1日の間に同じ銘柄を何度も売買(差金決済)できるため、資金を効率的に回転できるメリットがあります。
デメリットとして、買っている株数に応じて、貸株料(金利)や逆日歩などのコストが発生することです。逆日歩とは、信用取引で株が不足した際に、証券金融会社が機関投資家などから株を借りるために支払う「品貸料」のことです。
レバレッジ1倍であっても、株価が大きく下落して含み損が一定の割合を下回ると、追加保証金(追証)の差し入れが必要になります。これを期限までにできないと強制決済されます。信用取引のルールを十分に勉強した上で取引を開始することが重要です。
なお、利用開始から6ヶ月経過すると、手続きなしで通常の信用取引(レバレッジ1倍・2倍・3.3倍から選択可能)へ自動移行できます。