はじめに
売上金の使い道が、次の金融教育になる
メルカリで稼いだお金をどう使うか。選択肢を一つに絞らず、子どもに提案してみてください。
使い道①:欲しいものを買う(消費)
自分で稼いだお金で欲しいものを買う。これも立派な学びです。もらったお小遣いで買う時と違い、「本当にこれが欲しいか」を真剣に考えるようになります。売上を貯めて目標額に達したら買う、という「目標を持って貯める」習慣も身につきます。計画性と達成感を同時に学べるのです。
使い道②:貯金する(貯蓄)
ただ貯めるのではなく、「何のために貯めるか」を子ども自身に決めさせましょう。「もっと大きな買い物のため」「将来のため」など、目的を持った貯金が、長期的な視点を育てます。
使い道③:投資に回す(運用)
投資の実践です。子どもに投資の教育がしたい保護者にとっては、2027年1月に始まる予定のこどもNISAを上手く使いたいものですよね。具体的な制度はまだ確定はしていませんが、現状のNISAでは金融機関によっては100円から投資信託の積立が可能なので、メルカリで稼いだお金の受け皿として最適です。
自分で稼いだお金を投資に回すことで、「他人事」ではなく「自分事」として投資を捉えられます。「売ったおもちゃが、オルカンになった」という実感が、投資への当事者意識を生みます。
NISA口座内での運用益は非課税。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座なら全額が手元に残ります。メルカリで手数料10%を引かれる経験をした子どもなら、「税金がかからない」ことのありがたみも実感できるはずです。
親が全額を出すのではなく、「あなたが3,000円、パパママが1万7,000円で、合計2万円投資しよう」という形でも構いません。贈与税の基礎控除は年間110万円ですから、60万円の投資枠内であれば税金の心配もありません。大事なのは、一部でも子ども自身が稼いだお金を含めること。その実感が、長期投資への真剣度を変えるのです。
おもちゃが、オルカンになる時代
お小遣いをもらい、お小遣い帳をつける。これも大切な金融教育の一歩ですが、メルカリでの生きた体験は、それそのものが将来の金融リテラシーの土台になります。モノの値段が変わることを知り、稼ぐ大変さを体感し、待つことを覚える。そして売上金の使い道を考える中で、実際の投資という選択肢も生まれてきます。
自分自身のお金での投資体験で得られる「自分で稼いだ500円が世界経済の一部になっている。自分も社会の一員なんだ」という感覚は、座学で投資を学ぶよりもはるかに子どもの目から見える世界を変えるでしょう。
今週末、子どもと一緒に最初の一品を出品してみませんか? 1年後、子どもが「僕のオルカン、今いくら?」と聞いてくる日が、きっと来ます。
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