はじめに

事前に確認したい「利用者識別番号」

期限ギリギリになって、いざ確定申告しよう!と思っても、e-Taxの利用に必要な利用者識別番号がわからず、操作が進められない…という事態に陥る方もいらっしゃいます。毎年確定申告を行っている方は問題ありませんが、過去にe-Taxを利用したことがある場合、その際に取得した利用者識別番号を忘れてしまっているケースも少なくありません。

期限直前で慌てないためにも、確定申告の入力にとりかかる前に、利用者識別番号を前もって確認しておくと安心です。もしわからなくなってしまった場合でも再設定は可能ですが、手続きに日数を要する場合もあるため、早めの確認をおすすめします。

間違えて提出しても修正は可能

「提出した後に間違いに気づいた」という場合でも、焦る必要はありません。確定申告は状況に応じて修正することができます。

確定申告期限内:
最後に提出したデータが正式な申告内容として受理されます。間違いに気づいた場合は、正しい内容で作り直して再送信すれば訂正できます。

確定申告期限後:
税金を多く納めすぎていた場合や、還付額が少なすぎた場合は、「更正の請求」により修正できます。原則として5年以内であれば手続きが可能です。

納税額が少なすぎた場合や、還付額が多すぎた場合は、「修正申告」を行います。タイミングによっては延滞税が発生するため、申告ミスに気づいた場合はできるだけ早めに対応しましょう。

もちろん、最初から正しく申告することが一番の近道です。確定申告をする際に「自分は何のために申告をするのか」、目的を明確にすることで、提出するデータに誤りがあった際に気がつきやすくなります。例えば、「自分は控除を受けて支払うべき税金が減るから、還付を受けるために確定申告をする」などの意識を持って手続きを進めることが大事です。

確定申告は作業ではなく家計の改善チャンス

確定申告は単なる事務作業ではなく、家計を見直す良い機会でもあります。会社員でも活用できる主な控除には次のようなものがあります。


寄付金控除:ふるさと納税を有効活用できているか
医療費控除:世帯合算で対象になる可能性はないか
小規模企業共済等掛金控除:iDeCoや、企業型確定拠出年金のマッチング拠出の活用


こうした制度は、知って活用した人だけが恩恵を受けられる仕組みです。「年末調整で終わり」と思い込まず、どんな制度が家計にとって効果的か、この機会にぜひ確認してみてください。

制度を利用しても、正しく確定申告をしなければ実際の節税にはつながりません。期限が迫っている今こそ焦らずに、ひとつずつ丁寧にチェックして還付漏れや申告ミスを防ぎましょう。

2026年の確定申告の提出期限は3月16日(月)です。期限内に正しく確定申告できるよう、準備を進めていきましょう。

税金を払いすぎていませんか? 自分に最適な節税をお金のプロに無料相談[by MoneyForward HOME]

この記事の感想を教えてください。