はじめに

中東リスクと信用不安に目配りが必要な局面

だからといって誤解してはいけないのは、「今すぐ積極的にリスクを取りにいくべきだ」という単純な話ではないということです。

足元の市場環境は決して穏やかではなく、米国とイランの停戦交渉が難航しています。イラン側が和平案を拒否し、さらに独自条件を提示したことで、早期停戦への期待が後退し、中東情勢の再緊迫化が気がかりです。中東情勢の緊張は、原油などの商品市況や投資家心理を揺らしやすい要因になっています。

また、プライベートクレジット市場に対する懸念も徐々に広がりつつあります。流動性の低い信用市場に資金が流入してきた反動として、信用不安が顕在化するリスクも指摘されています。金融システムへの波及を断定する段階ではありませんが、注意を要するテーマです。

一括投資より時間分散が生きる地合い

このような環境では、短期的に見れば相場の変動は大きく振れやすくなります。したがって、一度に大きな資金を投じる投資スタイルは、今の局面ではやや慎重さを欠く場合があります。不確実性が高いときほど、急落局面を想定しながら、投資のタイミングを分散させることが大切です。

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