はじめに

失敗しないための「iDeCoへの移換」3ステップ

自動移換による資産の目減りを防ぎ、再び自分自身で運用をスタートさせるためには、iDeCo(個人型確定拠出年金)への移換手続きが必要です。一見難しそうに思えるかもしれませんが、手順を整理すれば決して複雑なものではありません。以下の3ステップに沿って進めていきましょう。


STEP 1:金融機関(運営管理機関)を選ぶ
企業型DC時代の金融機関を使い続ける義務はありません。iDeCoは自分で金融機関を選べるのが最大のメリットです。選定のポイントは大きく2つあります。

運営管理手数料: 銀行によっては月額数百円かかる場合がありますが、ネット証券などでは「無条件で0円(※国民年金基金連合会等に支払う法定費用を除く)」としているところも多いです。
商品ラインナップ: 自分が投資したい商品が揃っているか確認しましょう。

STEP 2:必要書類を準備する
金融機関を決めたら、申し込み手続きに入ります。その際、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。

基礎年金番号: 年金手帳やマイナポータルで確認できます。
企業型DC加入者口座番号: 退職時に会社から渡される「加入者資格喪失のお知らせ」という書類に記載されています。
転職先の情報: 会社名や所在地など、現在の勤務先情報も必要になります。

STEP 3:移換手続きと「配分指定」を行う
金融機関への申し込みが完了し、審査を経て口座が開設されると、前職の資産が「移換金」として入金されます。ここで最も注意したいのが「配分指定(商品の購入設定)」です。

移換された現金で「どの商品をいくら買うか」を自分で設定しないと、多くの場合は「指定運用方法(デフォルト商品)」として、金融機関が定めた商品(定期預金や特定の信託など)に割り振られてしまいます。自分の運用方針に合った商品を確実に選び直しましょう。


自分の大切な未来のため。年金資産は「自分の手」で管理しよう

移換手続きは、これまでの「会社任せの運用」を卒業し、自分の手で将来の資産を再起動させる第一歩です。前の会社で積み上げてきた大切な年金資産です。手数料で目減りさせてしまう前に、ぜひ今週末、お手元の書類を確認することから始めてみてください。新しい職場でのスタートを、お金に関する「憂い」のない、晴れやかな気持ちで切り拓いていきましょう。

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