はじめに

【点検3】「ポイント還元」の再点検:最新の証券会社ルールを確認

最後に見直したいのが、各ネット証券の「ポイント還元」です。実は、2024年の制度開始時と2026年現在では、各社のポイント付与ルールが様変わりしています。

新NISA開始当初は、「特定のカードで決済すれば一律で○%還元」という非常にシンプルなルールが主流でした。しかし2026年現在、主要なネット証券では「年間のカード利用額」や「ショッピング利用の有無」に応じて還元率が決まる仕組みへとシフトしています。

例えばSBI証券の場合、以前はゴールドカードなら一律1.0%のポイント還元でしたが、現在は年間100万円以上のお買い物が1.0%還元の条件となっています。注目すべきは、積立投資でポイント還元を得るには、年間10万円以上そのカードでお買い物をする必要があることです。

マネックス証券でも、マネックスカードでの投信つみたての新ルールが2026年10月に導入される予定です。2026年10月の買付分よりカードショッピング利用金額が1万円未満の場合はポイント還元率が0%となるので、投信積立以外にまったくカードを使っていない場合は注意が必要です。

※2026年4月15日(水)時点の情報です。最新の条件については各社公式サイトをご確認ください。

このように、設定したままの状態で放置していると、知らぬ間にポイント還元の対象外になっていたり還元率が下がっていたりするリスクがあります。積立のためだけに使っているクレジットカードがある場合は、これを機にカードの整理をすることをおすすめします。出費を積立用のカードに集約することで、翌年以降の還元率をアップさせる「条件達成」もしやすくなりますよ。

年に一度、4月の見直しで「戦略的なほったらかし」へ

「一度設定したら、あとは何もしなくていい」というのが積立投資の魅力ですが、「ほったらかし」が有効なのは、あくまで「今の自分」と「最新の制度」に最適化されている場合に限ります。


・昇給分を「なかったもの」として積立に回す
・今のライフステージに合わせて銘柄や投資金額を再確認する
・最新のポイント還元ルールを確認する


この3つの点検は、慣れてしまえばわずか10分程度で終わる作業です。4月に一度だけ、健康診断のようにNISAの設定を最新版へアップデートしてみませんか?そうして仕組みを整えることが積立投資を「戦略的なほったらかし」と格上げし、着実に資産を育てる土台となることでしょう。この春、昇給のチャンスを逃さず未来の自分へのプレゼントへ繋げてみてください!

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