はじめに

赤字決算の資産運用会社は5社

さて、業績低迷による業務撤退の動きは、まだ続くのでしょうか。

私はこれからも、業績低迷を理由にした投資信託業務からの撤退は続くと見ています。というのも、スカイオーシャン・アセット・マネジメントよりも運用資産残高が小さい資産運用会社は、まだ相当数あるからです。

2026年1月時点の数字で見ると、投資信託を運用している国内資産運用会社の数は79社あり、スカイオーシャン・アセット・マネジメントの運用資産残高は上から数えて50位でした。つまりあと29社が、それ以下の運用資産残高しか持っていないことになります。

では、この29社の業績はどうでしょうか。複数社については、損益計算書を開示していないケースもあり、すべての運用会社をフォローできているわけではないのですが、当期利益が赤字になっている資産運用会社が5社確認できました。いずれも2025年3月期の決算数字ですから、この1年で状況が変わっている可能性がある点は、留意してください。

赤字を計上している資産運用会社と、当期純損失の額は以下になります。

お金のデザイン・・・・・・▲3億1443万5000円
ファンドnote・・・・・・▲1675万8000円
ベアリングス・・・・・・▲8270万1000円
パリミキアセットマネジメント・・・・・・▲302万5000円
なかのアセットマネジメント・・・・・・▲2億8809万7000円

「運用会社の財務」も確認を

言うまでもなく、投資信託は長期で保有することが前提になっています。そうであるとしたら、やはり投資信託を運用している資産運用会社が、長期の資産運用に耐えられるだけの財務健全性を兼ね備えているかどうかも、ファンドを選ぶに際して重要な判断材料になってくるはずです。

損益計算書の当期純利益が赤字続きで、純資産が乏しくなっているような資産運用会社が、長期投資のパートナーとしてふさわしいか、慎重に判断すべきでしょう。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]

この記事の感想を教えてください。