5,800本超まで増えた投資信託の問題点とは? 増える「新規設定」の背景とテーマ型ファンドの注意点
管理の限界と償還リスク
現在、日本国内で設定・運用されている投資信託の本数をご存じでしょうか。資産運用業協会の統計によると、総本数は2026年6月末時点で5836本です。この数字、時代の変遷とともにかなり増減します。その傾向と、本数増の問題点を考えます。
2025年は「3地域均等型」がオルカン超え! 成績差でファンドを乗り換える前に知るべき3つの注意点
成績差より大切な「投資の型」
「オルカン1本でいいって聞いたので、それで始めました」。NISAをきっかけに投資を始めた人と話すと、こうした声を聞くことがあります。オルカンは、低コストで世界中の株式に分散投資できる代表的な投資信託です。長期投資の選択肢として、有力な一本であることは間違いありません。一方で、2025年の成績を見ると、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、オルカンを4.6%上回りました。「それなら、成績が良かった3地域均等型に乗り換えた方がいいのでは」と感じる人もいるかもしれません。ただし、1年の成績差だけで乗り換えを判断するのは慎重に考えたいところです。この記事では、オルカンと3地域均等型の違い、そして乗り換えを考える前に確認したいポイントをFPの視点から解説します。
【分散投資の罠】 投資信託を複数持てば安心という大いなる誤解
分散投資にありがちな誤解①
個人の資産形成には「分散」が大事だと、金科玉条のように言われていますが、ここにはいくつかの誤解があります。その誤解とは何かを考えていきたいと思います。
運用会社の事業撤退が相次ぐ? 知っておきたい投資信託の「財務リスク」
財務の健全性も要チェック
2025年9月のPayPayアセットマネジメントの事業終了以降、個人向け投資信託の設定・運用を行っている資産運用会社の事業撤退が相次いでいます。その背景、今後の動向などを整理しました。
なぜ日本には「独立系」の運用会社が少ないのか? 参入を阻む2つの要因
独立系運用会社が増えない事情
日本の資産運用ビジネス、とりわけ投資信託の運用において、新規参入する資産運用会社の数が増えません。かつては免許制のもと非常に厳しい参入条件を課されていましたが、現在は登録制に切り替わり、条件は緩和されました。それにも関わらず、なぜ金融資本系以外の資産運用会社は増えないのでしょうか。その背景にある「構造的な理由」について解説します。
投資や資産形成は「お金の話」である前に、「人生設計の話」である
老後・教育費・働き方で変わる! 続けられる投資に共通する3つの条件とは
投資の世界で注目されがちなのはリターンや利回りですが、それだけで投資判断は成り立つのでしょうか。投資が途中で続かなくなる背景には、人生設計と投資内容のズレが潜んでいることも少なくありません。本稿では、老後資金や教育費、働き方、リスク許容度といった視点から、無理なく続けられる投資の考え方を整理します。
「オルカン」一本で大丈夫? オルカン投資家が考えるべき次の投資戦略
実は偏っている「オルカン」
新NISAの開始以降、SNSでは「オルカン(全世界株式インデックスファンド)一本でOK!」という投稿を頻繁に見かけます。実際、つみたて投資家の多くが最初に選ぶ商品がオルカンです。世界中の株式に分散でき、少額から始められるうえ、信託報酬も低コスト、まさに“投資初心者の味方”といえる存在だからでしょう。「全世界に投資しているから安心」「これ一本で分散できている」と感じる人も多いかと思いますが、数年続けていると誰もが一度はこう考えます。「オルカン一本で本当に十分なのだろうか?」「もし世界経済が停滞したら、どうなるのだろう?」結論からいえば、オルカンは優秀な“土台に据え置くべき投資商品”ですが、万能ではありません。たとえば、地域の偏り、為替の影響、株式100%ゆえの値動きの大きさなど、「一本化ならでの弱点」も存在します。この記事では、オルカンしか持っていない人が次に考えるべき“第2の柱”を、FPの視点から解説します。
東証改革で親子上場の解消が加速、TOBを狙う2つのファンドとは?
fundnoteの新ファンド
東京証券取引所は2025年2月、「資本コストや株価を意識した経営」の実現に向けた要請を踏まえ、中長期的な企業価値向上を目的として、親子上場の在り方を含む、グループ経営等に関する開示状況のフォローアップを、2025年秋までに公表するよう各社に要請しました。
アクティブファンドとインデックスファンドは結局どっちがいい? 初心者が知っておきたい選び方
成長分野で攻め、分散で守る
投資を始めようと思ったとき、最初に迷うのは「結局どの商品を選べばいいの?」という点ではないでしょうか。特に投資信託には大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という2つの運用スタイルがあります。名前は聞いたことがあっても、違いがよく分からなかったり、自分にはどちらが合うのか判断できなかったりする人も多いはずです。ネットで調べればたくさんの情報が出てきますが、専門用語や数字が並び、「で、結局どっちがいいの?」という疑問が残ることもよくあります。そこで今回は、インデックスファンドとアクティブファンドの仕組みや特徴、メリット・デメリット、さらに具体的なファンドの例まで、FPが解説します。
新規設定のアクティブファンドは買わないほうがいい、でも、それでは運用が成り立たない…解決法はあるのか
運用方針や運用哲学は何とでもいえる
アクティブファンドは新規設定のものを買ってはいけません。しかし、それでは運用資金が集まらず、アクティブファンドの新規設定が成り立たないというパラドックスに陥ります。それを解決する方法はあるのでしょうか。
もし積み立てが継続できなくなったら…に向き合う、積立投資の保険「つみえーる」とは
学資保険と比較
NISAやiDeCoの普及により投資信託の積立もずいぶん一般化してきました。充分な運用期間が見込めるのであれば、資産形成の有効な手段になり得ますが、万が一途中で積立が続けられなくなったらどうなるのでしょうか。今回はそんな「もしも」に向き合います。
どうして毎月分配金が支払える? プラチナNISAで話題「毎月分配型ファンド」の仕組み
選ぶなら理解しておこう
2026年度から65歳以上の高齢者を対象にした「プラチナNISA」がスタートしそうですが、その目玉が毎月分配型ファンドをNISAの対象にするというもの。なぜ今さら毎月分配型ファンドなのでしょうか。
赤字続きは要注意! 投資信託で運用会社の財務情報をチェックしたほうがいい理由
業績低迷を理由に撤退する運用会社が増えるか
株式に投資する場合、まず投資先企業の財務諸表をチェックする人が大半だと思います。でも、これからは投資信託を選ぶときも、運用会社の財務諸表をチェックする必要が生じてくるはずです。
投資信託で長期保有ができなくなる4つのケースとは
投資信託会社がなくなるケースも
「投資信託は長期保有が原則」といわれますが、それは保有している投資信託が存続したらの話。なかには長期保有を前提にしたのに、繰上償還などによって長期保有ができなかったケースもあります。投資信託の長期保有ができなくなるケースをまとめてみましょう。
eMAXIS Slimシリーズやバンガードも!コストを引き下げた投資信託・ETFを紹介
今コスト競争が激化中
今回は長期投資家が見逃せない「コスト引き下げ」の動きについてお伝えします。資産形成を目的とした長期投資において、投資家が特に注目すべきポイントの一つが「コスト」です。コストには、運用管理費用、経費率などが含まれます。なかでも運用期間中に毎年かかる「信託報酬」は、目に見えづらいにもかかわらず、投資成果に大きな影響を与えます。信託報酬は、ファンドの運用管理費用として保有している投資家から間接的に差し引かれるので、運用成績が同じでも信託報酬が高いファンドは実質的なリターンが低くなることになります。
ゴールド&米国株や電力関連、銀行も!新設定の投資信託から市場のトレンドを解説
購入のメリットと注意点も
新NISAも追い風となって投資信託市場では新しい投資信託(ファンド)が次々と設定されていますね。投資家にとって魅力的な選択肢が増えることにもつながります。しかし、「新設投資信託は本当に投資すべきなのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。今回は新しく設定された投資信託を知っておく意義について解説します。
「インデックスファンドばかりになると価格発見機能が無くなる」とはどういうことか
インデックス運用とアクティブ運用(3回目)
「世の中が全部インデックス運用になったら、市場の価格発見機能が失われる」という意見があります。だからアクティブ運用が大事なのだということですが、はたしてどのように考えれば良いのでしょうか。
投資信託は「隠れコスト」に注意!長期投資では何十万もの損失になる可能性も
「運用報告書」をチェックしよう
昨年始まった新NISAの影響もあり投資信託を購入する方が増えています。投資信託を選ぶ際に投資家は運用リターンに意識を向けがちですが、運用コストも同様に考慮すべきです。では投資信託を選ぶ際、なぜコストに注意する必要があるのでしょうか。