はじめに

エヌビディアも組み入れ。ロボット関連株に投資する「ロボテック」

2つ目は、大和アセットマネジメントが運用する「ロボット・テクノロジー関連株ファンド -ロボテック」です。5月7日には総資産額が3,000億円を回復しました。3,000億円の大台を超えたのは、実に2019年7月以来のことです。

2015年12月7日に設定された同ファンドは、世界のロボット・自動化技術関連企業の株式に投資し、中長期的な成長を目指すアクティブファンドです。4月の月次報告書を参照すると、組み入れ上位のトップは、言わずと知れたエヌビディア(6.4%)です。AIやデータセンター向けのGPUで世界シェアの8割以上を握る米国の大手半導体メーカーであり、現在は世界の時価総額1位です。半導体にとどまらず、ロボットを動かす「AIプラットフォーム」の標準を握ろうとしており、将来的に爆発的成長がさらに期待されています。

2位はテラダイン(4.3%)です。1960年に設立され、半導体や電子機器の自動試験装置、および産業用ロボットの世界的なリーディングカンパニーです。2015年には協働ロボットのトップ企業であるユニバーサルロボットを買収し、事業を拡大しています。株価は2025年末から一時2倍になる場面もあり、現在も堅調です。

3位は台湾のTSMCです。世界最大の半導体受託製造企業として、自社ブランドを持たずAppleやNVIDIAなどから設計データを受け取り、最先端のチップを製造・供給しています。世界の先端ロジック半導体の約75%を製造する圧倒的なシェアを誇ります。先日、同社はソニーグループとの合弁会社設立を検討していることを発表しました。画像センサーの開発・生産で提携する見通しで、日本政府もこれを歓迎しており、赤沢亮正経済産業相は「今後事業者から正式な申請があれば検討していきたい」と述べています。

預かり資産2兆円超え。おまかせ運用が人気の「ウェルスナビ」

3つ目は、個別ファンドではなく資産運用サービスの「ウェルスナビ」です。ウェルスナビは、5月11日に預かり資産残高が2兆円を超えたことを発表しました。2024年1月に1兆円を突破してから、約2年強というスピードで残高が倍増しています。

同社は「働く世代が安心して利用できる、世界水準の資産運用サービス(ロボアドバイザー)を届け、豊かな社会を築く」という理念のもと、2015年4月に設立されました。2025年3月には三菱UFJ銀行によるTOBを通じて完全子会社化されており、2027年度には三菱UFJ eスマート証券と合併される予定です。

ウェルスナビの最大の特徴は、NISAの非課税メリットを自動・おまかせで活用できる「おまかせNISA」を2021年から提供していることです。新NISA制度にも全面的に対応しており、すでに13万人を超えるユーザーがこの「おまかせNISA」を利用しています。

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