はじめに

見直しとは「減らすこと」ではない

保険の見直しというと、「減らすこと」や「解約すること」と思われがちですが、本来の目的は“整える”ことです。この方の場合も、以下の点を中心に組み直すことで、保障の目的が明確になりました。

・生きていくための医療保障
・働けなくなった時の就労不能保障
・老後資金の積立と介護保障

不要な保障を整理したことで保険料にも余裕が生まれ、その分を資産形成の積立に回すこともできました。「何となく不安だったものが、すっきり整理できました」そう話されていたのが、とても印象的でした。

もしもの時に困るのは誰か

保険の内容がわからないままになっていると、困るのはご本人だけではありません。

・家族がどの保険に入っているか分からない
・保険金の請求ができない
・本来受け取れるはずの保障を見逃してしまう

このようなことも起こり得ます。エンディングノートは、こうした「残された家族の困りごと」を減らすためのものでもあります。

加入状況の一覧には、加入している保険会社名、代理店や窓口の連絡先、担当者名、保険の契約者・被保険者・死亡保険金受取人などを明記しておくことが大切です。担当者がわからなくなっている場合は、保険会社へ問い合わせれば相談窓口を確認できます。

見直しのきっかけは「人生の節目」だけではない

保険の見直しというと、結婚や出産などライフステージの変化がきっかけと思われがちですが、実はもうひとつ大切なタイミングがあります。それが、「エンディングノートを書いた時」です。書き出してみて初めて、「自分の保険内容をよく分かっていなかった」と気づく方も少なくありません。そして、その気づきこそが見直しの第一歩です。

保険の見直しは面倒で、つい先送りにしてしまいがちです。けれど、モヤモヤしたまま万一の時を迎え、「こんなはずではなかった」と後悔してしまうケースもあります。

「保険料を払えるうちは放っておこう」と思わず、気づいた時が見直しのタイミングです。この機会に、一度ご自身の保険を整理してみてはいかがでしょう。 保険料を払いすぎていませんか? お金のプロがあなたにあった保険を診断 [by MoneyForward HOME]

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