はじめに

有力日刊紙への投資背景

ニューヨーク・タイムズ株への出資比率は2倍超となり、9.4%に達しました。1851年に創刊された同社は、米国ニューヨークに拠点を置く世界的な有力日刊紙です。160カ国以上に特派員を配置する高い報道能力やリベラルな論調を強みとし、いち早くデジタルシフトに成功したことで、世界中に1,221万人(2025年12月末時点)の有料購読者を抱えています。

5月6日に発表した2026年度第1四半期(1-3月)決算では、売上高は前年同期比12.0%増の7億1,223万ドル、営業利益は54.5%増の9,061万ドルと好調で、四半期配当も0.23ドルへ増配しました。同社株の取得は、ウォーレン・バフェット前CEOの在任最終盤から新体制にかけて継続されてきた形です。同氏には、少年時代に新聞配達をしていたという個人的な思い入れもありそうです。

日本株の動向と全売却銘柄

なお、2026年3月には日本企業の東京海上ホールディングス(8766)と資本業務提携すると発表しました。バークシャー・ハサウェイが2,874億円を出資し、保険会社などを対象に共同でM&Aを行うほか、再保険分野でも連携する予定です。また、日本の大手総合商社5社の株式も段階的に買い増しており、全社で保有比率が10%を超えました。

一方で、これまで保有していたネット通販大手アマゾン・ドット・コムや、クレジットカード大手ビザなどの全株式を売却したことも判明しています。

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