はじめに

多くの会社において、6月は夏のボーナスの時期。「何に使おうかな」と楽しみにしていたのに、賞与明細を受け取った瞬間、「え、こんなに引かれるの?」と驚いたことはありませんか。税金や社会保険料が引かれることはわかっていても、「なぜこれほど差し引かれるのか」「何に使われているのか」と疑問に思う人もいるでしょう。

賞与明細は、その疑問を解く大切な手がかりです。また、見方によっては年間の税負担を軽減するヒントが見つかることもあります。

今回は、賞与明細で確認したい3つのポイントを一緒に見ていきましょう。


ボーナスの手取りが少ないと感じる理由

賞与明細は、毎月の給与明細に比べると記載内容がシンプルです。賞与額やその他手当の合計が「総支給額(額面)」として記載され、そこから社会保険料と税金が差し引かれた金額が、実際に口座に振り込まれる「手取り(差引支給額)」になります。

ボーナスから引かれる主なものは、次の通りです。

ボーナスから引かれるもの出典:協会けんぽ(東京)「令和8年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」より作成。料率は加入する健康保険組合や都道府県により異なる。

社会保険料は、標準賞与額に各保険料率をかけた金額の合計が差し引かれます。それぞれの保険料率は毎月の給与と同じですが、ボーナスはまとまった金額が支給される分、差し引かれる額も大きくなります。「こんなに引かれるの?」と感じやすいのはそのためです。

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